アルベロベッロよりバスで約1時間余り・・岩山をくりぬいた洞窟住宅群「サッシ」が残る町、マテーラへ~
荒々しい大地に重なり合うように並ぶ住居跡・・
先史時代までさかのぼる洞窟群
洞窟住居は換気や採光を入口に頼るしかなく、家畜との同居も不衛生な状況に拍車をかけたという。1952年、衛生面や経済的な理由からサッシエリアの住民は一斉退去を余儀なくされ、無人となったサッシは寂しい歴史を背負った廃墟群と化した。
ユネスコ世界遺産の登録されてからは、映画のロケ地などで多く使われ観光地としても有名に!
代表的な作品は2004年に公開されたメル・ギブソン監督の『パッション』。キリストが十字架を背負って歩いた坂や磔刑に処せられた丘など多くの場面がここマテーラで撮影されている。
洞窟教会のサンタ・マリア・デ・イドリス
サッシの中央にそびえる13世紀の建築ドォーモ
今では、世界遺産へ登録が後押しとなり、人が戻り始め洞窟住居の7割に人が住んでいるという・・