成長が遅くて流通量も少ないアリオカルプスの「岩牡丹」と「象牙牡丹」と思われる個体だが・・・・。
右が「岩牡丹」で、買ったのは30年以上前だったと思うが。
たまたま行った大きな園芸店の棚の隅にあるのを見つけたのだが、その時は小さな鉢に「イワボタン」という札が刺してあるだけで、何となく買ってきました。
が、それからが大変で、30年余りたってもまだこの大きさなのです。
左は5年位前に偶然見つけたもので、名札は付いていなかったが、多分「象牙牡丹」だと思うが。
正直、初め見たときは「かなり高そうだ」と思ったが、値段は意外なほど安く、おまわず買ってしまったのです。
が・・・・。
始めからあまり元気がなさそうな感じではあったが、最近はさらに感じがおかしくなり、急遽抜いてみたところ・・・・。
根の状態はあまり良くないが、根腐れは起きていません。
が、根元近くの本体に問題が。
いわゆる「胴腐れ」のようにも思われるが、胴腐れではありません。
画像の状態はすでに患部を取り除いた後で、腐りは表面近くだけです。
ちなみに、胴腐れだともっと状態が悪く、根にも影響が出るはずです。
が、「根枯れ」はあっても、「根腐れ」はありません。
取り敢えずは数日患部を乾かしてから植えることに。
こちらは「岩牡丹」です。
とにかく成長が遅いが、だからといって枯れもしません。
こちらも抜いてみました。
特に問題はなさそうな感じです。
それにしても、30年以上もよく維持できたものです。
で、植えるのは明日にします。
2024.05.28.
追記です。
表面は刃物などで切ったり削ったりしたわけではないので、ほぼ乾いています。
そこで、さっそく植えてみることに。
今までより鉢を一回り小さくしました。
そして、根が少なくて不安定なのと、処置部分が土に埋まらないようにするため、発泡スチロール片で支えてみました。
本体の大きさに大分違いはあるが、色が違うだけで、鉢の大きさや形は同じものです。
2024.05.31.
さらに追記です。
植え付けて半月余り経つが、処置を施した部分に変異は出ていません。
発根したかどうかはまだ不明だが、腐り込みはほぼ近況報告でも。
2024.06.16.
近況報告でも。
並びが逆になったが、特に異常は出ていません。
腐った部分を取り除いた根元も変わりはなく、脇の支えを取っても安定しているので、発根も始まっているのかも。
この様な場合の発根確認は抜くわけにもゆかず、判断に苦しむところです。
2024.07.12.
その後の様子でも。
植え替えてから3ヶ月余り経つが、今のところ問題は出ていません。
表面に問題があって削った部分だが、ここも完全に乾いていて、カチカチです。
それなりに発根もしているようだが、まだ完全ではないかも。
それでも順調に成長はしています。
岩牡丹も同様で、とりあえずはひと安心だが・・・・。
2024.09.05.
近況報告です。
いつの間にか岩牡丹が咲いていました。
理由はよくわからないが、1年おきくらいに咲くようで、一昨年は咲いたが、去年は咲いていません。
こちらは「象牙牡丹」だが、去年も今年も咲かないようです。
大きさ的には象牙牡丹の方が大きいが、小さい岩牡丹ばかりが咲きます。
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