てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

中林淳真ギター教室発表会

2009-03-29 12:39:00 | 舞台、ライブ
 ギタリスト中林淳真さんのギター教室の研究発表演奏会が、岡山シンフォニーイベントホールであった。同教室は月1回の内容の濃いレッスン方法で、国内外ギターコンクールにおいて優賞者、NHK洋楽オーディションの合格者などを、多数輩出しており注目しているところ。同発表演奏会を拝聴するのは2年前に続いて2度目である。
 また昨年7月21日に開催された、ご長男でギタリスト中林仲哉氏の主宰する音楽教室の生徒らの発表会の様子はこちら

 門下生16人による独奏、二重奏はいずれ劣らぬ熱演で、ギターを目指す身には多々参考になることばかりだった。
 トップバッターのT田さんは重圧を撥ね除けて「ラリアネ祭り」を見事に演奏。
 4番目Y本さんは「アンダンテ」と「雨だれ」を無難にこなした。
 7番目K野・Y田熟年ペアによる二重奏「主題と変奏」は、Y田さんが独特の我流奏法ながら、ともに円熟味のある演奏で、安心して聴けた。
 5番目に「アメイジンググレイス」を演奏したK藤さんは、ギター歴1年未満とは思えない、堂々としたもの。
 9番目に「夜霧のしのび会い」を弾いたN本さん、好調な出だしにもかかわらず後半で立ち往生、どうしてもリカバリー出来ないまま大きく溜め息を一つついて「申し訳ありません…」とギブアップする姿が痛ましかった。仲間内の前で演奏していてもよくあること、100人からの観客では然もありなんと思われた。
 10番目F林さんの「シューベルト鱒の主題と変奏」は秀逸だった。
 この後素晴らしいプレーが2曲続いた所でケータイのバイブが響き、5人の演奏を残して鑑賞を中断した。


デュオ「主題と変奏」

「夜霧のしのび会い」を弾くN本さん

F林さんの
「シューベルト鱒の主題と変奏」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする