温泉クンの旅日記

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湯村温泉(2) 兵庫・新温泉町

2008-06-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <湯村温泉(2)>

 演歌で一発ヒットを飛ばして、その過去のひとつの栄光だけで食いつなぐ、いわ
ゆる一発屋という歌手がいる。思い出すのは、ぴんから兄弟とか殿様キングスとか
だが、違っていたらご容赦願いたい。

 ここ、湯村温泉もどこかそんな一発屋のイメージに近いと思えてしかたがない。
いい温泉を売りにしたほうがいいと思う。
 ドラマ夢千代日記で兵庫の湯村温泉が評判になるまでは、<湯村温泉>といえば
山梨のほうが有名だったのではないだろうか。

 まあ、いいか、そんな話はどうでも。
 城崎温泉が満杯で、湯村温泉の老舗宿の洋室で一泊朝食つき予算以内の料金で、
なんとか潜りこめたのだ。ありがたい。バチが当たるというものだ。

 宿の豪華なラウンジでのチェックインのときに、バックに平原綾香の「明日」が
流れているのにはびっくりした。今回の旅に、そのCDを買って死ぬほど何回も聞い
ていたのだから。



 夕食は、温泉町をそうとうな時間徘徊してやっと小さな中華料理屋をみつけた。
なんとなく、どこでも夕食を食べられると簡単に思っていたが、それなりに見つけ
るのは難しかった。

 朝、ホテルの畳敷きの半露天の風呂。



 風がはいってきて快い。



 春来橋の袂にあった公共の浴場は、いまは夢千代の記念館の裏に、立派な外湯と
して建っていた。



 早朝の春来川は、人通りが少なく雰囲気がある。



 ドラマ「夢千代日記」は「続夢千代日記」、「新夢千代日記」と続き、映画に
つながっていく。
 最後に、映画「夢千代日記 夢心中」から夢千代のセリフをふたつ。どちらも
ナレーションである。(作:早坂暁)

  「・・・私の、最後に好きになった人は殺人犯です。なぜ殺人犯を好きになっ
   たのかと訊ねられると、困るばかりです。好きになった人が殺人犯だったの
   です。・・・・」


  「なにがほしいかと訊かれたら
   愛が欲しいと答えます
   どうして愛かと問われたら
   淋しいのですと答えます
   今すぐなのかとたずねられ
   私はうなづくばかりです

   どんな愛かと見つめられ
   両手に包んでみせました
   ほのかな命の私には
   大きな愛はいりません
   小さな愛が似合います」

 ・・・前言撤回。やっぱり、「夢千代」の湯村でいいかな。  
 二度目だが、とにかく湯村温泉は・・・なかなかの雰囲気のある、温泉場であ
ると思う。また来てしまうかもしれない。


   →湯村温泉(1)の記事はこちら

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