ツツジ咲く大森山と歌津の海

天気予報は曇り、もしかしたら雨も降るかもしれないという土曜日。

仙台を７時出発。
県北に近づくに連れ雲間に青空がのぞいてきた。
ラッキー！

宮城と岩手の県境にある標高７５９ｍの大森山。
私は初めて聞く名前の山だった。
近くにはツツジで有名な徳仙丈山や田束山がある。

登山口の案内板がなく、田植えをしていた地元の人に聞くもわからないとおっしゃる。
以前に来た事のあるＩ氏が昔の記憶をたどりながら運転する。
すれ違いも出来ない狭いダートをガタガタクネクネ標高を上げる。
その突き当りに車５、６台止められる駐車スペース。


ここが登山口。
文字は消えかかっている。



最初はなだらかな道。
赤いヤマツツジがお出迎え。


一人の男性が下りてきた。
徳仙丈山から縦走してきたと言う。
向こうはとても混んでいるらしい。


防火帯が登山道。
まるでスキー場の斜面みたいな道を上る。
ウグイスや小鳥の声が聴こえる。



所々に石が顔を出す急坂の道。



振り返れば３人はワラビ採りに夢中。
「ワラビは帰りにしましょ！」
上から叫ぶ。



大きな岩がいくつか現れる急斜面。



ニリンソウが数カ所に群生していた。
花も葉っぱも小さめだ。


この山は意外に花が多く、スミレ、コンロンソウ、チゴユリ、ハルリンドウ、ホソバノアマナ、キイチゴ、フデリンドウ、アズマギク、マムシグサを見た。

駐車場から４０分で着いてしまった山頂。



広い山頂広場には２箇所に展望台がある。



ツツジは五分咲きくらいかな？
４、５日もすれば満開の見頃になるだろう。
我々６人がいるだけの山は静かで見晴らしもよく満足。







持ち寄ったおやつを食べて山頂を満喫。



ワラビを探しながらの下山。
手に持つ袋が膨らんでいるお姉さま。



ツツジがきれいな大森山だった。
道路を整備すればもっと多くの人が訪れるのではないか。


そう言えば、昨年もこの仲間で高柴山のツツジを見にいったな～
あの時もお気楽登山だった。

簡単に登れてしまった山なのでお昼は歌津の海岸。

防波堤から投げ出した足をテトラポットに置きオニギリ食べる。

今日は山と海を見られて幸せだね！

津波の大被害を受けた歌津町。

穏やかな美しい海が広がっている。

ちょいと物足りない山だったがとても楽しかった。
こんな人知れず立つ山に連れてきてくれたＩ氏に感謝。

楽しい仲間に感謝。


　　　　　５月１３日