おんせんたまごのお気楽日記

東北の山・温泉・お蕎麦を中心に、お気楽主婦の日常をつづったブログです。 私の備忘録でもあります。

田舎のそば処 千寿庵 

2007年07月16日 | お蕎麦
村田町の山の中にあるおそば屋さん。
3年前にできたお店であまり知られていない。

この辺りは「姥ヶ懐」という地区で「民話の里」なる施設もある。
羅生門の渡辺綱の鬼退治にまつわる伝説があり、
住民のほとんどが渡辺姓だという。








その「民話の里」と道路を挟んでこのお店はある。
普通の農家の建物である。
お店を入るとすぐに昔ながらのストーブがある。

どこか田舎の親戚に来たような雰囲気。
大きなテーブルが4,5卓。
すぐ裏を川が流れている。
家族でなさってるのか素朴でアットホームな感じがする。





夫が頼んだ更科そば、800円。
上品なおそばはちょっと軟らかめだ。







私は外一のおろしそば、700円。
10割そばもあるのだが硬そうなのでこちらにする。

細めの中太麺でコシのある田舎そばである。
蕎麦のツブツブがみえる。
辛み大根がよく合う美味しいおそばだ。

おそばの他に小鉢が3つ。
切り干し大根の煮付け、お新香、おこわ。
この餅米をむしたおこわは素朴で美味しい。
こんなについて700円である。





どっしりしたポットに入ってくるそば湯も美味しい。





軒先にそばの花が咲いている。
近くで見るのは初めてだ。
小さくてとっても可愛い花である。

写真を撮ってると御主人らしきおじさんが現れる。
食べてる時に遠慮がちに「有り難うございます」と頭を下げた人だ。

お花を眺めながら蕎麦の話をする。
蕎麦は普通年に2回採れるというがこの辺りでは1回だけらしい。
蕎麦を自分の畑で栽培しているという。

「美味しいおそばでした。おじさんがお打ちになるのですか?」
おじさんは手を頭にやってニコリ、
照れてらっしゃる。
とても謙虚で人のよさそうな御主人だ。





車に乗ろうとすると
「観賞用の花です、どうぞ」
と、ピンクの蕎麦の花を2輪いただいた。

温泉に入ってる間にしおれてしまったが、
水揚げをしたらピンと元気になり我が家の玄関とトイレを飾っている。


今度は10割のおそばを食べてみようと思う。
何だか応援したくなるおそば屋さんである。


宮城県柴田郡村田町大字小泉字道端八
0224-83-5417
11:00~16:00
月曜定休




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2 コメント

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ようこそ (おんせんたまご)
2007-08-22 19:02:47
ryuzouさん、はじめまして。

10割そばはやはり硬いようですね~。
硬いそばは苦手なんですがここのは一度食べてみたいと思っています。

またのぞいて下さいね。
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お蕎麦屋さん (ryuzou)
2007-08-22 14:20:38
はじめまして
ここのお蕎麦屋さんおいしいのと雰囲気がいいですよね。今日は蔵王に登れなかったのでその代わりに10割蕎麦食べてきました。米沢の芦沢ほどではなく食べれました。
 いまのところ私がいちばん固いのは、米沢の芦沢とおもいます。山形大井沢もえもんも固いといわれますが、芦沢ほどではないです。
お邪魔しました。
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