大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

おもひでホロホロ

2020-09-06 | 日記
金曜日一泊で北湯沢温泉に行く。GOTOなんちゃらで格安だった。
いつもぎりぎりまで畑で作業して、夕食の時間帯に滑り込むような段取りだが
今回は明るいうちに宿に着く。だからもう一軒の大きなホテルの温泉にも
湯巡りに行けた。道中が明るいと景色も堪能できて免疫力は数段上がる。
夕食はバイキングだった。この歳になると多品目バイキングはちょっとね~
だが、このホテルのバイキング料理は品数がごちゃごちゃと多くなくて
気に入った。串に刺したヤマメをテラスに熾してある炭火で自分で焼いて食べる。
卓上のコンロでたっぷりのキャベツと鶏肉を焼いて常に持ち歩いている塩をかけて食べたら旨くて3回焼いた。
ワインを飲みながらほとんどアツアツのキャベツと鶏肉だけを食べたが、家で食べるご飯と同じ満足感だった。
バイキング料理がいまひとつ満足できないのは熱いのか冷たいのかがぼんやりしているせいだと気づいた。
イカの刺身と諸々で生ビール飲んでいる夫は「よく食うな・・」と呆れている。じぶんも呆れた。
バイキング会場のホール係の50代くらいの小柄な女性の働きぶりが目をひいた。
結構広い会場をほぼ一人で切り盛りしていて、飲み物のオーダーを取りに来たついでに食べ終わったテーブル
をカチャカチャ音を立てずに片付け、さらに料理の置いてある電気コンロの火加減調節もそのついでにする。
そして、ビールサーバーで生ビールをつぎ、ほかの飲み物もしゃかしゃかつくり、運んで、片付けて、
足りないものをチェックして補充して、飲み物の注文受けて。。。これ見よがしでなく、ものすごい集中力で働いている。
彼女の仕事ぶりを見せてもらいながら元気をもらって、キャベツと鶏肉モリモリ食べれたんだ。。
朝食はいつもは食べないが、(一体どんなものが用意されているのか?)という好奇心で食堂に行く。
ご飯とみそ汁と気の利いた(手作りの)漬物か佃煮などあれば常に持ち歩いている梅干しだけで十分だ。
温泉も熱湯好みにはうれしい熱さ。露天風呂の周りに茂っているらしい葛の花が天然の芳香を放っていた。
朝6時から11時チェックアウトまで3度風呂に入る。ホロホロ山荘お気に入りに登録だな。。。
2020夏の思い出。

さよなら晋ちゃん

2020-08-30 | 日記
晋ちゃん辞意表明。ああ言う人、こう言う人、、どうだ・こうだ・そうだ・なんだ・・
そういう自分もアベノマスク等々(プッ!何それ~)と鼻先で笑ったりした。
農家のばあさんにまで笑われて続けられる心臓(晋三)って人間とは思えない。
大真面目にサイボーグだって言う人までいる。心持ってたら絶対出来ないよ。
体調崩して決断というのが本当ならば(嘘だとしても)半分人間だったのか?
あんな仕事に就ていたら仮病使ってでも休みたくなる。やってられない。
うちのジイさんには絶対無理。自分も無理。周りザっと見渡しても、誰も無理。
みんな好きなこと言って、げらげら笑って、自分勝手に生きている。(ハハハ、それは大きなかぶだけか?)
【国民アンケートで人柄が信用できない】って事あるごとに全国放送で流されて、恥ずかしい。自分なら国を出る。
精一杯頑張ってるのに、、もういいや。国民のためになど働くもんか。好き勝手してやる!と誘導されたか。
そんな夫の姿を見れば、哀れで悲しくて恥ずかしくて妻なら死んでしまいたい。(アキちゃんもサイボーグ??)
あの醜い国民アンケート項目を作った人物こそ人柄も人格も信用できない。品位も美学も知能も欠落している。
もっと悪い人晋ちゃんの周りに沢山居るんだろうね。冬瓜のようにどんな味付けにもなじんでしまうタイプだね。
臨時記者会見テレビで見たけど、、、晋ちゃんって根は悪い人じゃないような気がする。憑りつかれたね。
究極孤独な世界で奮闘した晋ちゃんの立場をちょっと想像しただけで身の毛がよだつ。なぜだか泣けてくる。
今となっては、ほんとにホントにご苦労さん。マスク2枚ありがとね晋ちゃん。笑ったりしてごめんね晋ちゃん。
幸せになってね晋ちゃん。暑いからアキちゃんを大切にね、さよなら晋ちゃん。  

キキカンが生命力を高める

2020-08-24 | 日記

あっという間に涼しくなる。スイカもかき氷も出る幕無しだったな。。。。
5年前に植えた梨が初めて小さな実を沢山つけた。
花は咲くが実をつけないプルーンにもはじめて小さな実が数個ついた。
ビニールハウスの中で育った山椒も今年は今までで一番実をつけた。
ハウスを解体したので、山椒は冷たい外気にさらされ危機感感じたのか。。
危機感と言えば、磯貝昌寛さんの「自然治癒力を高めるマクロビオティック」
の著書の中に大きなかぶの羊のシュン(お爺さん)の話が出てくる。
ある年の夏、札幌の親子連れ数組で毛刈りをした時、糞や尿で汚れたシュンのお尻周りの毛は誰も刈りたがらず
若いお母さんのTさんが「私やります!」と鋏を動かしていた時、うっかりシュンの睾丸を傷つけてしまった。
その時、超超超びっくりしたシュンが翌年奥さんのメリーとの間<に赤ちゃんができたというオハナシ。

『この話を聞いて私は生命の危機感こそが生命力を高めると確信しました。不妊の男女が断食や半断食を通して
子供を授かることは珍しくありません。食を断つということは命の危機の最たるものです。
この危機感を体験することは人生においてとても大切なことです。ましてや、病気や不妊など、心身の問題を
抱えている人は、この危機感によって眠っている遺伝子を呼び覚ますことは、改善への大きな一歩となるのです』

第5章の〈命の欲求を見つめる生き方〉の中で 生命力を高める、タマゲタお話というタイトルがつけられている。
磯貝さんはこのシュンの話しがお気に入りで「タマ消る」という言葉はここからきているのでしょうか?とジョーダン飛ばし、
シュン夫婦に子どもが生まれたことを「これがホントのタマゲタ!」と落ちまでつけてくれています、、、ははは
この話しを何度も聞いたと、断食等に参加した人が耳タコで覚えているくらいだ。
2年前、アライグマと戦って負傷し逝ってしまったシュンも命のお話に貢献出来て嬉しさにシュンと鼻をかんでいるかも。。

磯貝昌寛著「自然治癒力を高めるマクロビオティック 基礎編【生食医学の理論と実際】」 ミネルヴァ書房2500円
難しそうなサブタイトルまでついていますが、内容はわかりやすくて面白いです。
磯貝さんは48時間かかって仮死状態で生まれ、さらに仮死状態で2日目に羊水を吐き切り産声を上げたたそうです。
常に病院通いだった幼少期から青年期には否が応でも命とは何かを考えさせられる家庭環境だったといいます。
15歳で桜沢如一の著書「永遠の少年」と出会い、20歳で故大森英桜に出会い師事し心身を立て直した44年の歩み
の様々なエピソードがちりばめられています。
「生まれてすぐに2日間の断食を経験した私が、今断食指導がライフワークとなっているのは宿命のような気がしています」
と断言される通り、磯貝さんの生命力は見事に取り戻され、なんと5人(6人だっけな、、?)の子宝に恵まれた。脱帽。

85日

2020-08-17 | 日記
先週鵡川町に居たはずのTちゃんがすでに安平町に到着している。
「もう少しだね!」とLINEすると「明日長沼温泉で最後の宿泊!!」と返事。
コロナでマンションに閉じこもっている事に閉口したTちゃんのご主人(75)が
徒歩で北海道一周に挑戦したいと言い出し、夫の願いを叶えるべく、
5月半ば、ワゴン車に鍋釜積み込み北広島を出発し、北海道をぐるりと時計周りで85日かけて踏破した。
一日30キロと決め、まずは30キロ地点までTちゃんが車を移動させる。
歩いて進んでくる夫の所まで自分も歩き、合流して二人で車まで歩く。
洗濯物が溜まったらコインランドリー、途中で圧力釜の蓋を車で轢いて壊してしまいご飯は真空パック利用。
どこに行っても有るコンビニも助かったと言った。その土地の名物等にはほとんど関心の無い夫。基本は車中泊。
後半暑くなってきて車中は無理となり温泉旅館等利用。夫の経費試算額の1/4(70万)で賄った。内助の功。
「歩き始めは何でも新鮮だったけれど、、だんだん「日常」になったわ。淡々黙々ただひたすら歩く。」
「山はお尻で登るんだけれど、歩くのは膝下って感じだった。」ふうん。。二人は ほぼ週一で道内外の山に登ってきた。
「平地をいくら歩いても山はお尻の力が無いと登れないと思った」(そういうものかあ、、、)

7月半ば、湧別辺りで大喧嘩して「もう止めた!」と、最寄りの駅に夫を降ろしTちゃんは車で北広島のマンションへ。
翌日「この荷物ちょっと預かって!後で処分するから!」とオットの大切なCDを全部長沼に持ってきた。
大まかな事情は聴いたが、Tちゃんの腹の虫は治まらない。「疲れたんだよ、温泉で緩もう」3人で長沼温泉へ。
しかし、温泉で身体の疲れは癒やせても心が泣いている。このまま独りのマンションには帰りたくない。。。
「こんな時にはジンギスカン!」 長沼の武八でジンギスカン徳盛り?を二皿ボーボー焼いて、3人で平らげる。
「ああ、元気になってきた!二人に聞いて貰って気が済んだ!!」Tちゃんは3人分の勘定を気前よく払ってくれた。
JRで戻ったオットと仕切り直してまた歩き始めたと翌日連絡が来た。羊食われて犬も食わない喧嘩おさめる、、か。
本州から来客等来ない限り滅多にジンギスカンを食べる機会は無くて、それほど好きでは無い。
だがその時のジンギスカンは本当に美味しくて、翌週思わず夫と武八に行った。が、3人で食べた時が断然美味かった。
また二人が喧嘩して、、今年3度目のジンギスカン食えるか?。。が、期待は外れた。
85日ぶりに自宅マンションに戻り、「家の冷蔵庫空っぽだから買い物に行っていい?」とやって来たTちゃん。
「久しぶりに○○のラーメン食べてくる?」とオットを近所のラーメン屋に誘ったら「あんな遠くまで歩きたくない」と言った。ははは!!
いつも聴いているジャズのCDがないので新聞もただ眺めていて読まずしょんぼりしている。
「ありがとう、あなたがいたからやり遂げることが出来ました。ひとりでは出来ませんでした。本当にありがとう」
「家に帰ってきてからね、あらたまってそう言うのよ、、、そう言われたらね、、なんだかさ、、、」
怒りにまかせてビニール袋にぶち込んできたCDを、持ってきた段ボールにきちんと詰め直して車に積んだ。

従姉妹の裏技

2020-08-03 | 日記
ふと気付けば7月が終わり、、、盆が来る。。。早すぎる。。。。
しばらく連絡していなかった同い年の従姉妹にメールで安否確認する。
この年になると各々のリズムで生きているので、否応なく鳴る電話よりも
自分のリズムで返事が出来るメールの方が気持ちが楽だ。
いい加減たった頃に「ご飯っ」と一言だけ返事が来た。(なに?)
そのあとにご飯がどうしたのかと続きが来るかと待っていたが、、、、、、、
(おかしい、、頭やられたか?群馬前橋の暑さは尋常じゃ無さそうだし、、)
小さい頃からちょっと変わった存在だったから驚きはしないが、親戚中に拡散する前にしばし待つことにする。
はっと正気に戻って何かしら言い訳してくるかも知れない。
2日後、「ごめんごめん!誤送信でした!絶句してた?」と来た。(ほっ)
群馬はジリジリと焼けるような暑さだが、洗濯機から出した湿ったままのシャツを直接着る裏技と
スーパーで貰った保冷剤を首に巻いていればクーラー要らずだ、とあっけらかんとしている。(なるほど。。。)
さすが群馬の暑さとがっぷりよつで生きてきた人の生の声。それに比べたらこちらの暑さなど子供だましだな。
暑い日には冷凍してあるブルーベリーや甘酒を口に含んで、「ううう寒、、、、」という程度の暑さだ。
だが、暑ければもう動きたくない、ダラダラダラダラ、、、、ごろごろごろごろ、仕事にならず。
涼しい早朝と夕方だけ元気が良い。