大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

世界一痛い足もみ ②

2016-03-14 | からだ
去年の春先に初めて体験した≪世界一痛い足もみ≫に 久しぶりに再挑戦。
去年はあの後、怖いもの見たさに タイちゃんが挑戦。自分は、付き添い。
タイちゃんは たぶんもう二度と行かないような気がする。
自分も去年2回の挑戦で、ちょっとまだ勇気が出ず、ご無沙汰だった。
のりちゃんが興味津々で先月初挑戦。やはり付き添い人として隣に座って自分で揉む。
「ひわちゃん、棒は垂直に・・」 さゆりさんが横目でニヤリと私にまで気を配ってくれる。
のりちゃんはあぶら汗タラタラたらし、ギャーギャー言いながらも片足20分づつを耐えた。
整体師であるのりちゃんは、この足もみにはうなずくところあるようで、
翌日から毎晩自分できちんともんで、それなりの成果を実感している。
そろそろもう一度行く気満々の のりちゃんを(すごいな・・)と尊敬のまなざしで見ていた。
先週の水曜日、家から国道に出て郵便局で用事を足した後、ふと思わず≪足もみに行こう≫という気になる。
あの陣痛の傷みを忘れてしまったように あの足揉みの痛みを忘れて(もう一度)と思える日がとうとう来た。
しかし、予約の電話をする勇気までは無く、突然行って 先客が居なければやろう・・・と控えめな覚悟。
さゆりさん忙しそうなら隣でパスタ食べて帰ればいいし・・・・・近づくにつれて、もっと消極的になる。
  が 「今日は誰も来ないの~良かった。昨日ならずっと混んでたのよ」 
という訳で、あっけなく3度目の挑戦となり、覚悟して足をあずける。
「う、う、う、う、いた、たたた、、、、」 はっーはっーはっー、、、ひたすら息を吐く。弛緩・弛緩弛緩、、、、、
さゆりさんが世間話を仕掛けてくるが、返事をする余裕などない。
「話をすれば自然に息が出るから、楽よ」と笑われるが、そもそも話の内容を脳がキャッチできず。どうぞ御構い無く、、、
左足は随分痛みの度合いが弱く感じたが、右足は相変わらずだった。
自分でやる時に、必ず心臓のある左足から始めるので、左足に執着していると右足をする時間がなくなるせいだな・・
意外にも 左足の内くるぶしから膝裏にかけてのラインはほとんど痛みが無かった。流れてる、流れてる、、
「はい、終わりました」 にこにこのさゆりさんと、頑張った両足にお礼とねぎらいを言い、フイニッシュに岩盤浴して帰る。
今の時期、農家のお母さんたちがこれから始まる農作業の前のメンテナンスにこの足もみを利用するという。 中でも、近所に住む80代の農家の奥さんは毎月必ず来るそうな、、 
みんな生きる気満々だな。。。。。。

足もみと体

2015-07-27 | からだ
あつ~~~~い・・・・・・
.ばあさんのか細い肉体からナケナシノ水気がじりじり抜けていく・・が、手足はまだ元気に動く。
ひと月前、ふと思い立って「世界一痛い足もみ」と銘打つ足もみに行った。
昔から足もみの効用には納得していたし、官有謀(カンユウボウ)さんの本で自分なりに実践はしていた。
足は第二の心臓と言われ、足に溜まってくる老廃物を歩くことによってポンプアップで腎臓に戻し
尿や便から排出する、というからだのしくみだが、食の乱れ、薬剤依存、歩かない生活により、
現代人の足は老廃物でぱんぱんらしい。
隣町のたまに行くパスタの旨い店に併設された岩盤浴もできるそこで、さゆりさんが3年ほど前に
その資格を取得して「足もみ」を始めた。
さゆりさんの先生は24歳の時 甲状腺がんを足もみによって自身で克服した人で,ワニブックス近澤愛沙著の「足もみ力」
には説得力がある。
自分で揉んでも充分痛いから、人にされるのは怖くて行く気は無かった。
しかし、ふとマがさす。予約をする勇気はなく、もし運悪く(良く)空きがあれば。。)と言う気持ちで行ったら「どうぞ!」となった。
「きょうは3人目だから 力よわいかもね~」と さゆりさんが笑ってる。 ちょっとほっとする。
が、まず左足の裏の人差指と中指の間の下にある副腎を押されたら(痛----い!!!)
「これが輸尿管、ここが膀胱、そして尿道ね、、ここ3か所が基本ですから」(は、はい、、、)声は出ず。ひたすら息吐いて弛緩する。
「指の裏は頭。脳ですね。親指の裏はぼけ防止ですよ」(そ、そうなんだ。。そこがそんなに痛いってことはソートーボケてきたな。。。)
痛みの正体は老廃物。それが神経に触って痛いのだそうだ。 だから正常なところは痛みは無い、ということになる。
「裏も表の老廃物も、膝の奥に流れていく静脈に戻すためにはふくらはぎが詰まっていてはどうにもならないんです」(た、たしかに。。)
ふくらはぎの両側面を くるぶしから膝裏までの一直線にも老廃物はゴリゴリと音を出して存在をアピールする。
さゆりさんは優しい声で自宅でやる時のポイントを伝えてくれるが、耳に余裕無し。出産時の呼吸法が時を超えこんな時に効を奏す。
「おわりました、湯冷まし500ccを30分以内に必ず飲んでくださいね、老廃物を心臓、そして腎臓まで戻すために必要なんです」
ふだん、あまり水分を欲しない体質だが、老廃物を腎臓に送る!と思えば白湯500ccはぐびぐび飲めた。
さらに岩盤浴を1時間して(通常900円がセットにすれば500円だというので)排毒効果に拍車をかけた。
翌日、足を観察すると 数カ所アザになっている。(ああ、ここに結構溜まってたのかー)とニヤニヤする。
今まで自分流でやっていたのがまだまだ足りないことを実感し、毎日寝る前に自分で揉むがさゆりさんのようには中々出来ない。
かといって、さゆりさんの力は恐ろしくて、再挑戦する勇気は無い。。。と思っていた。
が、2週間したら またマがさす。 二度目は少し余裕だったが十二分に痛かった。  早く正常になった足を見たい。。。。


   
    えごま

                         
                          ブルーベリーが色づきました これから収穫

生命力を育むおやつの提案

2015-03-22 | からだ
 
 今気がかりなのは、見た目に美しく、味覚を楽しませるリラックスおやつばかりがもては
やされいることです。さらに、朝から食事代わりにチョコレートやケーキを食べさせる家庭も
あると聞きます。そんな食生活で、これから先80年、90年と健康で活躍できる人間が育っ
ていくでしょうか。
 子供たちの心身にひずみが生じているとしか思えないような事件が次々と起きています。
これらのひずみは、自然の営みや法則を無視した食材選びや調理の仕方、食べさせ方に
あるのでは・・・・・。半世紀にわたり、食と人と病気の関連を見てきた私の実感です。
 一生の中で、心身の発育成長のもっとも著しいのが3歳ごろから10代前半。人生の基礎固め
の時期ともいえます。家を建てるときにどっしりした基礎工事が不可欠なように、心もからだも健全に育つような中身の
おやつを心がけてあげてください。
 おやつ作りで提案したいのは、まず、その食材と仲良くなり、友達になってほしいということです。それから、いちばん
美味しい味を引きだす方法と仲間を探します。塩やドライフルーツやナッツ類、それに天然果汁や粉たち。台所にある
全ての食材と、オーブンやフライパンなどの調理器具たちも総動員させれば、素晴らしいワルツの誕生!
この食材が無ければ、この道具がないから作れないといったことはありません。あとは、お母さんの知恵のスパイスが
あればOKです。
 洪水のように押し寄せる情報に、現代のお母さん方の本能はすっかり雲らされています。反対に、子供たちの本能は
生き生きとしていて、自然からのメッセージを素直にキャッチ。小さければ小さいほど、より自然的なものを要求してきます。
その要求こそ生命力の表れだと思うのです。
 医学の父ヒポクラテスの言葉に「病は人がつくり、その歪みを自然が癒す」とあります。子供たちの未来が健やかなものに
なるためにも、見えない自然のひみつに目を向け、自然に則った生き方や食べ方を見つめなおして欲しいと願います。
                                 大森一慧著「体の自然治癒力を引き出す おやつ」から


マクロビオティックの究極の目標とは

2015-01-17 | からだ
  
「マクロビオティック」といえば、「ああ、食事療法の一つだね」と理解されている方が多いのではないでしょうか。
 たしかに、それは間違いではありません。マクロビオティック食はアメリカを中心に全世界で、健康向上、
難病(全部または一部を)克服、さらにはダイエットなどを目的として、じつに多くの人たちが自分たちの
食生活に採り入れ、あとに示すように多大な成果を上げています。
 また、マクロビオティックの考え方に賛同する人たちが、世界のさまざまな場所でマクロビオティック食の
普及に取り組んでいることも事実です。
 ただし、マクロビオティックは、単に身体を健康にすることだけが目的ではありません。
身体と同時に、心までも健康にすること。心の健康を通じて、人間本来の穏やかさ、優しさを取り戻すことが、マクロビオティック
が目指しているものなのです。
 そもそもマクロビオティックという言葉は、ソクラテス以前から使われていたギリシャ語の「マクロバイオス」に由来します。
ヒポクラテスはこれを「自然の秩序と調和のとれた生活をすることによって、健康と平和は心が保たれること」との意味合いで
つかっていましたが、一般には「マクロバイオス」とは「大いなる生命」という意味です。
 「大いなる生命」を自らの内に体現するには、後述する「宇宙の秩序」を感得し、それに同期(シンクロナイズ)すること、
そして自然と調和した生活を送ることが必須要件となります。マクロビオティック食は、それを実現するための欠くべから
ざる方法・手段にほかなりません。
 世界中の人たちに向けて、この「大いなる生命」の発言を促し、できるかげり多くの人々が心身ともに健康になることを
通じて、人間に固有の精神性やスピリチュアリティをさらに高め、あまねく世界に恒久的な平和を実現すること。これこそが
マクロビオティックの究極的な目標なのです。
 とはいえ、最初からこのように大上段に構えてしまうと、捉えるべき焦点が拡散しかねません。それに、マクロビオティック
が「食」と密接にかかわっていることは、間違いのない事実です。また現在では、マクロビオティックという言葉は、「自然食
によって健康と長寿が保たれる」というふうに解釈され、医学用語で「長寿学」または「長寿食(心身とも健全な生活法)」
と訳されています。
                    久司道夫著 「マクロビオティックをやさしくはじめる」から 抜粋

肝腎要の腎臓

2014-12-16 | からだ

  肝腎要の腎臓
 怖いことなのですが、ラットの実験でわかっていることです。ラットが亡くなるまで
飲食を絶つと、最後まで動いている臓器は心臓と腎臓だというのです。他の臓器は
死んでも心臓と腎臓が動いていれば生命力としての灯は消えていないのです。
 人は水を含めた一切の食物を絶つと9日で亡くなると言われます。しかし、水さえ
摂っていれば生命力のある限り生き続けます。現代生理学では水だけでは30日
位が限界と言われていますが、実際は何百日も大丈夫だった人もいれば、
何年何十年も元気で生きたひともいます。
 私も一日玄米一掴みと少しの塩と水で42日間過ごした経験があります。
断食がどのくらい継続できるかはその人の細胞と血液の質によるのです。 
 東洋では腎臓を精気の集まるトコロと考えています。腎臓は臓器の中でも一番血液の流出入が多く、細胞の質と
直結しています。腎臓のチカラが細胞の質に関わり、人間の老若と言えるのです。
 腎臓を若々しく保つには、植物性の食を保つことです。肉食の多い民族ほど老けやすく短命で、民族や文化の
寿命も短いものです。
 植物性の食を基本にし、塩気は労働と運動の強弱に応じて摂っていきます。肉体労働やしっかり運動する人ならば、
塩から食が多くても肌は黒くなることはあっても艶があります。
 しかし、運動不足の人が塩気を摂りすぎると肌が艶がなく黒ずんでくるのです。また、過去に摂った動物性で造られた
細胞が残っていても肌が艶なく黒ずんできます。

腎臓と睡眠 宇宙法則研究会 宇宙つうしん 第110号 食育コラム 磯貝昌寛著より抜粋

腎臓と睡眠

2014-11-30 | からだ
腎臓と睡眠 
      宇宙法則研究会 宇宙つうしん 第110号 食育コラム 磯貝昌寛著より抜粋

 わが家に研修に来られた方で、一番睡眠の長かった人は一日20時間以上ねて
いるのです。食事とトイレ、ふろ以外はほとんど寝ているのです。ただ横になっている
というだけでなく、それなりに眠っている。寝ているところに起こしに行っても起きられ
ないことも多々あり、随分深い睡眠が長い時間できるものだと、変な感心をしたものです。
 その人は腎不全を患っていて、さらに排毒反応が重なっていましたから、なおさら
眠る必要があったのです。
 睡眠は心身の浄化時間ですから、腎臓の機能が落ちれば睡眠時間は長くなります。
腎臓の機能以上に血液を汚せば腎臓は疲労困憊となり、睡眠時間も増えるのです。
 血液の質を左右するのは食事と体の使い方です。食事の内容とからだの使い方で
睡眠時間や睡眠の質が変わってくるのです。眠っている間にみる夢もも心身の状態を現しています。
 腎臓の働きは生命力の中でも特に、性の気をあらわすと東洋では古くから言われてきました。性は精につながり、
生につながっています。精神的な活動もまた腎臓の働きが重要なのです。
 腎臓が病むと心が病んできます。ネガティブマインドになっている人は腎の気が滞っています。腎臓の働きを
活性化させるのに、まずは食生活です。一般的には腎臓に良い食事として減塩をすすめますが、必ずじも減塩が
万能というわけではありません。
 一般的な減塩運動は動物食の弊害を隠すために行われていることに気づかなければなりません。
腎臓の負担は、睡眠の質と時間にあらわれます。朝、パッと目が覚めることができない時は、まだ血液が十分に
きれいになっていないのです。臓器の中でも腎臓は夜に一番よく働きます。夜は心身の浄化時間なのです。
 一日一生、朝目覚めたら昨日の血液と違うものになっていなければ、決して感じることのできない心境です。
昨日の血液を翌日に持ち越してはいけません。翌日に持ち越す生き方は問題の先送り人生ですから、どこかで破綻が
生じるのです。
 毎朝、目覚まし時計が無いと起きられないのは、先送り人生と言わざるえません。ぜひ、食と生活を改めてください。
腎臓に、負担のかかっている人は、踵をすって歩く人が多いのです。、
 腎臓の負担を軽くする食事は、第一に動物性たんぱくを控えること。植物性たんぱくであっても少ない方が良いでしょう。
塩気に関しては薄味が基本になりますが、お小水が無色だとか、頻尿だとか、貧血があるとか、陰性な要素が多ければ
あまりの減塩は逆効果となります。
                           



膵臓ガンとグルタミン酸

2014-11-26 | からだ
 膵臓ガン患者の唾液には グルタミン酸の濃度が高い。
  日本と米国の大学の研究によると、がん患者らの唾液の分析の結果が発表された。
がん患者や健常者ら215人から唾液を集めた結果、検出された約500種類の糖や
アミノ酸などのうち、すい臓がん患者はグルタミン酸の濃度が高い結果が出た。

 自然なグルタミン酸の王様として昆布が知られている。
 昆布を食べ過ぎて体の中でグルタミン酸が飽和状態になってガンを引き起こすとは
考えられない。
 昆布を含めた海藻には、がん抑制効果がある。さらに海藻は、血液をアルカリ化するのに
特別強い力があり、酸性化したガン細胞をアルカリ化するのに大きな力を発揮する。
 人工的なグルタミン酸の王様と言えば、多くの人が知っている人工甘味料。
人工的なグルタミン酸調味料は、昆布とは異なり、体を酸性化させるのです。
1960~1970年代には、石油由来のグルタミン酸が、ある人口調味料に使われていた。
勿論、この頃に摂取した人工グルタミン酸が発ガンの元になっているという化学的データを私は持ち合わせていない。
 しかし、がん患者の唾液からグルタミン酸が高濃度で発見されたという事実を踏まえると、
人工的に抽出したグルタミン酸を含む調味料や加工食品を避ける方が、賢明な行動であろう。
宇宙法則研究会 宇宙研つうしん 第110号 一部抜粋


支援療法 発熱・喉 

2014-11-16 | からだ
発 熱
 主に考えられる原因 風邪、インフルエンザ、食べすぎ、過労
   熱がある時にすぐ解熱薬に頼るのは考えもので、原因を見極め、中和させることで熱のバランスをとっていく
   方法のほうがからだに優しく根本的な治療です。
   例えば、風邪やインフルエンザは細菌やウイルスによる感染が主な原因ですが、熱が出るのは、身体が熱で
   それらの菌をやっつけようをする自己防衛反応です。
    つまり発熱は健康のバランスが崩れていることを教えてくれるSOSであり、正常な身体に戻そうとする
   自然治癒力の一部と言えましょう。
   「発熱、陰陽チェック」
     同じ発熱でもインフルエンザのように急に高熱が出るのが陽性熱。熱はそんなに高くないけどなんとなく
    元気がない、疲れやいという場合は陰性熱です。

梅しょう番茶
    梅しょう番茶は陰性の症状全般に素晴らしい即効性があります。毎日の保健飲料としてもおすすめです。
   材料 :梅干し 中1個、醤油小さじ1~1,5、おろし生姜少々、番茶150~200cc
   作り方:梅干しを湯のみ茶碗に入れ箸でよくつぶし、おろし生姜と醤油を加え、グラグラ煮立っている番茶を
        注ぎます。熱いうちに飲みます。
大根
☆解熱・発汗 風邪の高熱、耳鳴り、腰痛、肩こり(右)、じんましん、アトピーのかゆみ、
        鼻炎、動物性たんぱく質やニコチンの解毒
○第一大根湯 毒素を吸着し、余分なものを分解する大根、坑炎作用のある生姜
          血行を促す醤油が相乗効果を発揮します。
 急に高熱が出たときは、一回400ccを、それ以外の症状や解毒には一日一回200cc。
 材料の割合(一回分) (高熱の場合の分量、それ以外は半量)
      大根おろし・・・大さじ山盛り3。 生姜おろし・・大根おろしの1割
      醤油・・・大さじ1。 熱い番茶・・・約400cc。
 つくり方と飲み方。 大根と生姜をおろして器に合わせ、醤油を加えてから沸騰している
      番茶を注いで、熱々を一気に飲みほし、熱が高い場合は頭まで布団をかぶって
      汗と出します。汗が出ない場合は、もう一度飲み、繰り返します。


のどの痛み
   
☆止血、咳止め。細胞に弾力をもたせて締める作用を発揮。胃腸の調子も整えます。
れんこん
 《せき、たん、のどの痛み、気管支炎、ぜんそくに》
◎れんこん湯 れんこんにはたくさんの穴が開いていて、それが節のところでぎゅうっと詰まっています。
        その穴を締める作用が、人間の身体の穴、気管支や喉、鼻の炎症に効くというふしぎな作用を及ぼします。
  材料(一回分)
      れんこんおろし汁  大さじ3(特に節の部分がよい)。 生姜汁 2~3滴。  自然塩 少々。 
      水 れんこんおろし汁の2~3倍。
  つくり方と飲み方。 鍋に分量の水を入れ火にかけ、皮付きれんこんのすりおろし汁と塩、生姜汁を加えて
      サッと煮立てます。沸騰する直前に火からおろし、温服します。 1日2~3回。

 《高熱をともなう 激しい呼吸器系の症状に》
◎生れんこん汁
  材料:れんこんおろし汁 大さじ3 (特に節の部分)。生姜汁 小さじ1.自然塩 微量。

  つくり方と飲み方。  皮付きれんこんと生姜はそれぞれすりおろし、絞ります。 これを湯のみに合わせてから
       箸の先にチョンとつくぐらいの塩を加えて飲みます。1日2~3回。



大森一慧著「からだの自然治癒力をひきだす食事と手あて」より


腸内細菌

2014-08-22 | からだ
腸内細菌バランス大切に (2014年3月16日 日本経済新聞)
<記事>
 「抗生物質で腸内細菌のバランスが崩れると、ぜんそくが悪化する仕組みを動物実験で明らかにできた」
筑波大学医学医療系の渋谷彰教授はこう話す。
 マウスに抗生物質を与えると乳酸菌などが減る一方でカビの一種であるカンジダ菌が異常に増殖。
通常は無害なカンジダ菌が作り出す物質が血液を通じて大量に肺に達し、ぜんそくがひどくなった。
抗生物質の種類によって異なるが、最も多い場合は2週間で腸内のカンジダ菌が通常の100万倍に増えた。

刺激で育つ免役

 腸は口から入る食物などを介して直接、体外に通じていて、病原菌の攻撃にもさらされやすい。「人間を病気から
守る免疫細胞の7割は腸に集まっている」(渋谷教授)
 腸内細菌が腸に住み着くことが刺激になって免疫力を育てるとともに、免疫の働きを助けていると考えられている。
腸内細菌のバランスを崩す原因は、抗生物質の投薬など医療行為だけではない。食習慣やストレスなど生活習慣
からの影響も大きい。
 「乳幼児期にどれだけ多くの細菌に接しているかも大切と分かってきた」
 腸内細菌は母親の胎内にいる間は存在せず、生まれた後に口にする食べ物などを通じて体内に入り、腸に定着する。
出生直後の乳児は20~30種類の腸内細菌しかないが、離乳食を食べ始める2歳ごろになると急速に増えて大人に
近くなり、その後は15~20歳ごろまでなだらかに種類が増える。急増する時期に清潔すぎる環境に置くと腸内細菌の
種類が十分に増えず、大人になってからもバランスが悪いままになる危険性がある。
乳幼児期に屋外で土を触って遊んだり、おもちゃをしゃぶったりする経験は大切だ。

>悪玉菌にも役割

 遺伝子解析技術の向上で、これまで一部しかわかっていなかった腸内細菌の種類や働きの解明も進展した。
善玉菌や悪玉菌の役割についても、これまでの常識にとどまらない発見がされている。
 例えばこれまで悪玉菌とされてきたクロストリジウム属菌は、免疫が働きすぎないようにするT細胞を制御する
大切な役割をしている。しかも単一の腸内細菌ではなく17種類の細菌が協力してはじめて力を発揮する。
 理化学研究所と共同でこの働きを見つけた東京大学オーミクス情報センター長の服部正平教授は「腸内細菌
が個別の働きではなく集団になることで役割を果たしている」と説明する。
 善玉菌の代表とされるビフィズス菌のついても不思議なことが分かってきた。理由は未解明だが、日本人の
腸にいるビフィズス菌は欧米や中国など海外に比べておよそ10倍と突出して多いのだ。
 喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー、糖尿病といった生活習慣病など腸内細菌のバランスの乱れが
影響していると考えられる病気は少なくない。

安部首相が最初の在任時に退く原因となった潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患もそうだ。
 病気によって腸内細菌の構成パターンに特徴があることも分かってきた。
 例えば糖尿病患者の腸内細菌の構成は、健康な人のそれとは異なる共通の特徴を持っている。
腸とは無縁に見える自閉症などにもパターンが見つかるという。
 「我々が思っている以上に様々な病気に関係している可能性がある」と服部教授は指摘する.。
 こうした研究が進めば、将来、腸内細菌ののパターンを調べることで病気になる危険性を診断できる可能性も
ある。病気治療に腸内細菌のの力をいかそうという研究も始まっており、健康増進にとどまらない活用が
期待できる。


《総評》 磯貝昌寛
抗生物質と細菌

 細菌の実態が明らかになれば成る程、病気の本当の原因は細菌でないということが実証されつつある。
細菌は病原菌から発生しているだけであって、その細菌を殺せは症状は治まっても、他の症状があらたに
現れ、「いのち」そのものはむしろ蝕まれていく。
 細菌だけではない、病気をウイルスが原因だとすることも同様である。
症状を悪ととらえ、打ち消そう、焼き殺そうとすることそのものが間違っていることを腸内細菌の研究から明らかになってきた。
 桜沢如一先生は「ばい菌の国探検」(正食出版)で見事に病気と細菌の本質を言い当てている。
 細菌は撲滅すべき人類の敵ではなく、むしろ恩人ともいえる。
細菌やウイルスは、病を癒そうとして病巣で働いているだけなのである。
細菌やウイルスが働かなければそれこそ『いのち』は存在しない。
 「宇宙の秩序・宇宙法則」を踏み外した生き方・食べ方の修正を細菌とウイルスが担っていると言ってよい。


腸が悲鳴をあげている

 現代社会は腸内細菌をいじめるようなモノで溢れている。抗生物質はクスリからだけではない。
家畜に使用される抗生物質は、肉卵乳製品魚介類にいたる動物性食品全般から検出される。市域に
よっては水道水からも検出される。水道水に使用される塩素も殺菌剤である。野菜や果物に使用
される農薬、抗菌グッツ、シャンプーや石鹸、洗剤にいたる日用品に細菌を攻撃しないものを
見つけることの方が難しい。
 現代人の腸は悲鳴をあげている。免疫力が落ち、さまざまな病気が発生している。
口にするもの、身につけるものは特に、腸内細菌が喜ぶよな自然なものではくてはならない。
現代社会が「いのち」をおざなりにし、一時的なカネ儲けに走ったことは視野狭窄と言わざるを
えない。
今こそ、腸からの悲鳴を耳をすませて聴き、腸内細菌が喜ぶような社会を築いていかなく
てはならない。


ムダなものはない

 悪玉菌と呼ばれる腸内細菌であってもしっかりした役割があった。この世に存在するものに
絶対悪というものはない。どんなものであっても必ず意味があり、働きがある。一見すると
悪いものであっても、大きく広く見れば何らかの意味がある。
 正しい食生活を続けていると腸内では善玉菌がしっかりと働くが、悪玉菌がゼロになるわけ
ではない。悪玉菌は老廃物や体に親和性の無い食物を処理する役割がしっかりとある
腸内が悪玉菌優性になること、老廃物の生まれやすい、人間にとって親和性のない食べ物を
たべているからなのだ。悪玉菌といわれる細菌が排毒をしてくれている。悪玉菌優性は食べ物、
食べ方の間違いの警笛だろう。
 抗生物質や抗ガン剤は細菌やウイルスを撲滅するものだが、人間にとって必要なもの一時的に
奪い、健康を失ってはじめて健康の本当の有難さを教えてくれた。
 翻って、私たちの社会で起こる様ざまな問題も、食べ物の間違いと生き方の間違いの警笛である
わたしたちは今の社会を乗り越えていかなくてはならない。


日本人の腸

 日本人の腸が豊かであるということは、土や環境が豊かであるという証しである。日本酒や味噌、
醤油を醸し出す麹菌は日本固有であると言うことからもわかるように、日本の風土には「いのち」を
育む細菌が豊富に存在する。
 日本人の腸にビフィズス菌などの善玉菌が特別多いということは、日本の食・和食が発酵食で
支えられてきたからだろう。発酵食は風土の豊かさ、穀物の豊かさがあってはじめて成り立つ。
 人間の腸は、とりもなおさず、環境の土をあらわす。風土そのものが人間の腸と言ってもいい。
土を荒らした文明は、いずれ滅亡する。世界各地で一時的享楽的な経済思想によって多くの人間の
腸が疲弊している。
    腸を治すことは食を正すこと。
    よく動いて働くこと。
    深い呼吸をすること。

 まず何より大事なことだ。



                         2014・8/1発行 宇宙研通信より抜粋



















半断食セミナー

2014-07-28 | からだ
カラカラの畑に大雨が降り、胸をなでおろす。 遅く蒔いた大豆が遅れを取り戻してくれるかどうか。。。。
母屋の周りは草がまた更に背を伸ばし、枯れるものは枯れて茶色になり、種も付けはじめた。
一見、草ぼーぼー。化け物屋敷か?と思われてもなんだから少しきれいにしなきゃ、、と鎌を持つ。
通路を阻むオオバコなどは朝露夜露で足元を濡らすので一応頭を刈りこんでみたが、
他の草は見れば見るほど、その春からの成長の変化が思い出され、(この先が見てみたい)と現状維持。

春から決まっていた函館の2泊3日の半断食セミナーが行われ、その食事係りとして声掛けてもらった。
一人一人に合わせての細かな食事の指示が講師の磯貝さんから出されるのだと以前参加したひとから聞いていたので
募集要項に書かれた「定員20名」は「ムリ」と思ったが、自分以外の人のカラダに関われるという好奇心が勝ってつい引き受けた。
が、やはり20人なら大変かも。。。おじけずき「どうか集まりませんように。。。」と毎日祈っていた。
主催の横濱さんも「万が一誰も来なければ、温泉旅行に切り替えましょう」と言うものだから、それもいいなと不届き千万。
しかし、申し込み10名、総勢13名 「横濱さんひわさんも一緒に断食しながらやりましょう」と磯貝さん。
え?しっかり食べて働く気でいたが。。。食べずに働くんだな。と腹をくくる。
初日の夕食に玄米と大根の七倍粥。沸騰してから4時間コトコト炊いたおかゆ茶碗に半分ほどを、ひと掬い100回づつ噛む。
翌朝さっそく排毒が始まり頭痛と眠気で地に足つかず。10時の座学まで30分ほど寝かせてもらいましょ、、と布団に倒れ込む。
ふと目覚めたら12時半だった。 からだはまだ眠たがっている。 ぼわーんと食堂に行くと山のようなキャベツの千切りの昼食が用意されていた。
「ごめんね~~~~!」  「いいのいいの、みんなで切ったから♪」 なんだか一気に和気藹々度が上がってる。
女手が余る程有るって豊かだな。  自分のからだ、安心して眠っていたんだ。。。。 
各々の排毒がけっこう早く進んだようで、磯貝さんは思いがけず「あわてました」といいながらテキパキと指示をくれる。
お試しに持って行った乾し野草のスギナ、ドクダミ、よもぎ、おおばこ、笹、はこべなどを 毎回2種類づづ煎じて飲んでもらった。
ある人の身体が「まずい」と受付けないものが別な人の身体は「美味しい」という。 不思議だ、、みんなちがう。
主催者として気を張っていた横濱さんも排毒で、2日目「もうだめー!」と皆に心を開き、ゆだねて「凶」転じ「吉」
3日目の朝、20分くらい歩いて立待岬まで最後の散歩に行く。 
じさつの名所らしいけど、、、こんなとこから飛び降りるなんて陽性極まりない。陰性なら怖くて飛べるものか。。。。
最後の食事は かぼちゃ、いんげん、キャベツの温野菜と大根、ニンジン、キャベツの千切りの山盛りと味噌汁、醤油味スープ、
各々の身体の要求に合わせて各々が食べたいものを食べたいだけ食べた。
ちょうど誕生日の人がいた。昨日の残りの小豆かぼちゃをへらで四角に整え、ケーキ仕立てにする。
茹でかぼちゃの種と実でデコレーションし、ろうそくの代わりにインゲンを立てた。
皆で♪はっぴばーすでーつーゆー♪と歌ってから、主役のえり子さんがケーキカットしてサービスしてくれた。
30、40代の若い人たちはまだまだ種まき時期だよ、と種のデコレーションを、
50、60代は実を頂く。 長く生きていたらいたらイイことがある。