稲刈りが終わる。もっと大変なことのように思っていたが、あっけなく終わった。
春に、1町歩の田圃を夫婦でやる、と決めたときには、大袈裟にも覚悟をした。
これだけの面積の田圃を二人でやるからには、まず、健康第一。夫婦円満。
夜好き族から早寝早起き族に転換するのも結構な覚悟。
作業に疲れて編み物もできなくなるかもしれないが、それでも良しと覚悟。
田圃に集中するためには、生活を支える経営母体大きなかぶが、縮小または休止
に追い込まれ、レギュラービンボーから、ウルトラビンボーに格上げとなる覚悟。
ささいな項目から、命取りになりかねない項目まで、じぶんなりに腹をくくった。
しかし、くくった割にはいいかげんにやった。
田植えも、草取りも、稲刈りも、日常の作業も、土日には小樽から水田さんが必ず来てくれた。
慣れない農作業はこの半年で水田さんの体重を著しく奪ったが もしかしてそれが真目的だったか・・・・・
よねちゃんがちょうど酷暑の時期に来て、カラカラの野菜に水やりしてくれたおかげで白菜は生き延びた。
じょうろで何度も何度も水場と畝を往復してくれた。 予想通り、よねちゃんの体重もそれなりに奪われた。
そして、田植えも稲刈りも、なんとなく人が集まって思い思いに楽しんでいるうちに終わった。
なんといってもその影には、山崎さんと大型機械の功績がある。
「大型機械は土壌を台無しにする。。」と、拒絶する自分がいたが、その稼動力や畏るべし。ありがとう の一言に尽きる。
ことしは今年の体力の分だけ思い切り手作業を楽しませてもらった。
そして、来年はもう少し知恵を出し、ことしの倍の手作業を目指す。
なぜならば、手足が田や稲に接触すると身体がうひゃうひゃ喜ぶからだ。
もっともっと喜ばせたら、どんな世界に行くんだろう・・・・稲や草や虫のナイショ話が聞こえて来るか・・・・
「好きな花を一本だけ選んで活けて下さい」 イベント会場の華道のコーナーで声を掛けられた。
大きな花瓶に入った色とりどりの花の中から、赤い百日草を選んだ。
「ひわさんらしいね、大きな真っ赤な百日草」と、野菊を選んだよねちゃんに言われたが ちょっとちがう。
花瓶の中で、堂々と咲き誇る他の花の陰で、腰を深く曲げてうつむいていた赤い百日草。
大勢の人の中にいると、落ち着かずどうしていいのか分からない自分と重なり、その一本に釘付け。
花瓶に入れても下を向いている。「顔上げて!こっち向いて!」と夫の死に際に叫ぶ妻の心持ちで呼びかけた。
すると、なんとなく首をもたげてこちらを向いた。「!!!!」近くにいた一同顔を見合す。
家に持ち帰ってまた声をかける。「きれいだね、素敵だね、顔を上げて生きてね」じぶんにも言い聞かせているようだ。
時間の経過と共に「つ」の字だった茎がくねくね変化しながら翌朝には一直線になり、今、花は真上を向いている。
あまりの変化に、ひとしきり騒ぎまくったが、(さいしょ水が足りなかっただけかも。。)と思うようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/6d/98f44bfb31b13bc5e5c65a4229a17153_s.jpg)
春に、1町歩の田圃を夫婦でやる、と決めたときには、大袈裟にも覚悟をした。
これだけの面積の田圃を二人でやるからには、まず、健康第一。夫婦円満。
夜好き族から早寝早起き族に転換するのも結構な覚悟。
作業に疲れて編み物もできなくなるかもしれないが、それでも良しと覚悟。
田圃に集中するためには、生活を支える経営母体大きなかぶが、縮小または休止
に追い込まれ、レギュラービンボーから、ウルトラビンボーに格上げとなる覚悟。
ささいな項目から、命取りになりかねない項目まで、じぶんなりに腹をくくった。
しかし、くくった割にはいいかげんにやった。
田植えも、草取りも、稲刈りも、日常の作業も、土日には小樽から水田さんが必ず来てくれた。
慣れない農作業はこの半年で水田さんの体重を著しく奪ったが もしかしてそれが真目的だったか・・・・・
よねちゃんがちょうど酷暑の時期に来て、カラカラの野菜に水やりしてくれたおかげで白菜は生き延びた。
じょうろで何度も何度も水場と畝を往復してくれた。 予想通り、よねちゃんの体重もそれなりに奪われた。
そして、田植えも稲刈りも、なんとなく人が集まって思い思いに楽しんでいるうちに終わった。
なんといってもその影には、山崎さんと大型機械の功績がある。
「大型機械は土壌を台無しにする。。」と、拒絶する自分がいたが、その稼動力や畏るべし。ありがとう の一言に尽きる。
ことしは今年の体力の分だけ思い切り手作業を楽しませてもらった。
そして、来年はもう少し知恵を出し、ことしの倍の手作業を目指す。
なぜならば、手足が田や稲に接触すると身体がうひゃうひゃ喜ぶからだ。
もっともっと喜ばせたら、どんな世界に行くんだろう・・・・稲や草や虫のナイショ話が聞こえて来るか・・・・
「好きな花を一本だけ選んで活けて下さい」 イベント会場の華道のコーナーで声を掛けられた。
大きな花瓶に入った色とりどりの花の中から、赤い百日草を選んだ。
「ひわさんらしいね、大きな真っ赤な百日草」と、野菊を選んだよねちゃんに言われたが ちょっとちがう。
花瓶の中で、堂々と咲き誇る他の花の陰で、腰を深く曲げてうつむいていた赤い百日草。
大勢の人の中にいると、落ち着かずどうしていいのか分からない自分と重なり、その一本に釘付け。
花瓶に入れても下を向いている。「顔上げて!こっち向いて!」と夫の死に際に叫ぶ妻の心持ちで呼びかけた。
すると、なんとなく首をもたげてこちらを向いた。「!!!!」近くにいた一同顔を見合す。
家に持ち帰ってまた声をかける。「きれいだね、素敵だね、顔を上げて生きてね」じぶんにも言い聞かせているようだ。
時間の経過と共に「つ」の字だった茎がくねくね変化しながら翌朝には一直線になり、今、花は真上を向いている。
あまりの変化に、ひとしきり騒ぎまくったが、(さいしょ水が足りなかっただけかも。。)と思うようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/6d/98f44bfb31b13bc5e5c65a4229a17153_s.jpg)