[今日」
2013-05-13 | 日記
ほとんど放置状態の牧草畑に麦を蒔いた。
水田さんが機械で粗起して石を拾ってくれたところを、夫がさらに細かく起こした。
そこへ水糸を張り、わたしが糸に沿ってかかとに力を入れて歩きながらくぼみをつける。
その後から夫が袋に入った種を大事そうに慎重に持って、数粒くぼみに落とし
その種に足で土をかけてゆく。 一列約15mを何回繰り返したか。。。。
この麦の種は、縁あって九州からやってきた。
春蒔く麦は草に負けてうまくゆくかどうか。。と言いながらやってみずにはいられない夫。
ただでさえ大忙しなのに、やってみたくてたまらない夫。
今までなら、(もーーー!ゼーッタイやめてほしい!)と心の中で叫んでいたが、さけびはなく、平常心。
ひとごとだ。 どこまでも夫の人生だ。 わたしのジンセイならここで麦は蒔かない。他にやりたいこと山ほどある。
しかし、気まぐれに、おもしろがって参加する分には積極的にひとのジンセイを使わせてもらう。
で、じぶんのジンセイなら絶対しない麦の手蒔き体験を2日もさせてもらった。 ひとのジンセイに感謝だ。
と、角度が変わるとストレスレスだ。気まぐれに。面白がって。 これバージョンアップ効果だな。
ちょっと胸きゅんの詩をみつけました。
「今日」 伊藤比呂美 訳
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだと思う
人に見られたらなんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしていたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、
おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣き止むまで、
ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした
それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、おしえた
ほんとにいったい一日なにをしていたのかな
たいしたことはなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら
わたしはちゃーんとやったわけだ
(ニュージーランドで伝わる詩。よみびと知らず)
訳者のいとうさんから
とにかくてきとうにやることですよ。ずぼら、がさつ、ぐうたら。
でもって、ときどき子どもを抱きしめてみることですよ。
あのやわらかくてすべすべのおなかやほっぺ・・・・・・
あ、かわいいな、と、それでいい・・・・・・・

曇り空の中を 千歳空港へ降り立つ 旅客機が 飛んでいる

つつじも咲きだした 北海道にも遅い春がやってきた

野にも小さな草花た咲きだした

水田さんが機械で粗起して石を拾ってくれたところを、夫がさらに細かく起こした。
そこへ水糸を張り、わたしが糸に沿ってかかとに力を入れて歩きながらくぼみをつける。
その後から夫が袋に入った種を大事そうに慎重に持って、数粒くぼみに落とし
その種に足で土をかけてゆく。 一列約15mを何回繰り返したか。。。。
この麦の種は、縁あって九州からやってきた。
春蒔く麦は草に負けてうまくゆくかどうか。。と言いながらやってみずにはいられない夫。
ただでさえ大忙しなのに、やってみたくてたまらない夫。
今までなら、(もーーー!ゼーッタイやめてほしい!)と心の中で叫んでいたが、さけびはなく、平常心。
ひとごとだ。 どこまでも夫の人生だ。 わたしのジンセイならここで麦は蒔かない。他にやりたいこと山ほどある。
しかし、気まぐれに、おもしろがって参加する分には積極的にひとのジンセイを使わせてもらう。
で、じぶんのジンセイなら絶対しない麦の手蒔き体験を2日もさせてもらった。 ひとのジンセイに感謝だ。
と、角度が変わるとストレスレスだ。気まぐれに。面白がって。 これバージョンアップ効果だな。
ちょっと胸きゅんの詩をみつけました。
「今日」 伊藤比呂美 訳
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだと思う
人に見られたらなんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしていたの?とか
わたしは、この子が眠るまで、
おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣き止むまで、
ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした
それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、おしえた
ほんとにいったい一日なにをしていたのかな
たいしたことはなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら
わたしはちゃーんとやったわけだ
(ニュージーランドで伝わる詩。よみびと知らず)
訳者のいとうさんから
とにかくてきとうにやることですよ。ずぼら、がさつ、ぐうたら。
でもって、ときどき子どもを抱きしめてみることですよ。
あのやわらかくてすべすべのおなかやほっぺ・・・・・・
あ、かわいいな、と、それでいい・・・・・・・

曇り空の中を 千歳空港へ降り立つ 旅客機が 飛んでいる

つつじも咲きだした 北海道にも遅い春がやってきた

野にも小さな草花た咲きだした
