大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

土壌菌は益菌の宝庫!

2015-10-18 | 日記
気温が低くなり ビニールハウスの夏野菜もいよいよ終盤を迎える。
最初の頃なら脇芽の剪定などこまめにしていたが、だんだん伸びるに任せ、ホッタラカシ。
正統派農家なら、一本の苗から何個、何キロ収穫予想し作業効率最優先、
管理作業は抜かりなく採算しっかり押さえていくのが当たり前、それが農業だ。
しかし、大きなかぶはウレシカナシのいい加減。野菜たちのほんとの姿見てみたい。
ジャングルのようになればなるほど心が躍る。 ど素人根性丸出しだ
『あの、枯れる寸前だった苗がこんなにも生き生きと元気に成長した!!』 と
土の力、野菜の力、そこばかりに関心が集中してしまう。
 脇芽が伸びて伸びて迷路のようになったミニトマトを収穫していた時
あっと思う間も無く 左手に持っていた剪定ばさみが右手の中指の腹をチョキンと切った。
血がぽこぽこ出て来てちょっと痛い。
あれ、失敗、失敗。 足元の土をすくって傷口にパラパラと振りかけた。
ピタリと血が止まり痛みが引いた。 やっぱりだ。。。。
 数年前、家の周りの草刈りをしていて手を鎌で切った時、
 家に入ってビワの葉エキスをつける時間が惜しくて作業を続けようと決めた時
『土つけて』 と なんとなく体の中から声がしたので足元の土をパラパラと切り口に掛けたらピタリ。
同じ体験を共有したくて、会う人ごとに「やってみてやってみて!」と言いふらしたが、
そんな恐ろしいこと出来ません。ハショーフーになったらどううするの!!ダメダメ!!
ひわの身体が変だから、大きなかぶの土だから、などと誰もが言い、相手にしてもらえず。
その後、家の前の町道の草刈りで手を切った時、あえて町道の土を掛けたら同じように止まった。
この3回の体験は、いまだ誰にも分かってもらえず、謎に包まれていた。
 で、切ったことも忘れて無中で収穫したミニトマトをもって家に帰るとテレビのニュースが
土の中の微生物を研究している博士がノーベル賞をもらったことを伝えていた。
「おおお!!」と 思わず右手の中指を見る。傷口はピタリと閉じている。
 なんとなく 自分ものーべるしょう(述べる症)もらったような気分になった。
へへへ、ふふふ、ひひひ、くっくっくっ、、、ひとりでわらいつづけた。