大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

野菜との会話

2015-11-06 | 
冬の間 除雪車の目印となる紅白のポールが 家の前の砂利道に等間隔で立った。
朝起きたら 羊の一家とヤギの母さんが家の前にいる。
畑の草がこれから芽吹くという春先と そろそろ食べる草がなくなる秋口に必ず来る。
そして 野菜くずを積んでいる場所に陣取って食べられるものを食べていく。
ついでにブルーベリー畑を4匹で徘徊するので枝が折れないかと心配で慌てて外に飛び出す。
首輪につけた3mのロープと土に打ち込んである杭を一緒にじょろじょろ引きづっている。
夫がメリーを連れて畑の方に歩き出すとほかの3匹もさっさか畑を目指す。
いつも一緒に行動する。喧嘩もしょっちゅうしてるのに。。。

日曜日の午後、気温が高い日にやろうと思っていた浄水器小屋のペンキを6年ぶりに塗る。
午前中は稲架がけの稲の脱穀をやりに2家族が来てくれた。
それは皆に任せて、自分はハウスの片づけをする。
暖かいと体が自由に動き作業がはかどる。 
茶色に枯れたトマトときゅうりの一本一本に挨拶しながら 吊ってあるひもを解いて土の上に寝かせた。
根っこはまだ生々としている、土の中でまだ微生物たちと交流が続くのかなと思い 抜かないことにする。
今年もなかなか思ったような世話ができなかったな、、と反省しつつ振り返る、、
(いいのいいの、この程度でちょうどよかったよ、)とトマトの声がする。
(朝夕必ず会いに来てほしかった、、、もっと話がしたかった・・) きゅうりはスネているようだ。
(あんただれ?) オクラったら自分一人で大きくなったような気でいる。。。
 そうだね、皆それぞれちがう。  野菜のお母さんとしてはまだまだだ子供が見えてない、、、、、、