大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

奇跡の連続

2018-07-01 | 日記
雨が降って、天気になって、また雨が降って、、、、
北海道に梅雨が無いと言うのはもう過去のことだ。
ここ何年も前から、6月は雨が降る。
晴れ間のなか、ウグイスが近くの木で”ホーホケキョ―”と鳴いている。
山の奥で練習した成果が、ようやく発表段階までこぎつけたか。。。

荷物を届けに来た郵便局の車が、バックし損ねて入り口の
街路灯にぶつかった。「支柱が曲がってしまいました。すみません!!」
新人の若いお兄さんが平謝りで「今、局に連絡しますので」とオロオロしている。
どれどれと見に行き、曲がった支柱を反対側にギュッと押すとまっすぐになったので「直ったよ。大丈夫」
「それより、小さな事故が大きな事故につながるから、こんな日は用心して運転しないとね」
「はい。気をつけます」 若いお兄さんは恐縮しながら荷物を置いて行った。
そのあと彼が局で報告したらしく、兄貴分の中村さんから謝罪の電話、さらに上司と中村さんが家に来た。
太陽光の街路灯が点灯するかどうかを確認するために2度も現場に来て、「点いた!」と安心して帰った。
弁償云々といっても千円程で郵便局の財布の負担は軽いが、中村さんの心の重さが伝わってきた。
灯りが点いて中村さんの安堵した顔に安堵する。こんな小さなことに人は心を重くし、軽くもなる。
荷物が多い日や、時間指定の段取りのやりくりに追われるとか、、あるいは〇△◇等々、慌てたり
イライラしたり、毎日のことだからナンダカンダいくらでも発生するだろうが、、、、
各々がさまざまな現象と向き合って、折り合いつけて、自分の仕事をやり遂げて一日を終える。その連続。
今まで20年、台風や大雪で1-2日遅れることはあっても、来るべき荷物は全て届けられてきた。
当たり前のように見えるが、(これは奇跡だ。奇跡の連続だ) と小さなジコを通して思った。
クロネコ便、郵便局、佐川急便、新人さんも来るが、20年の付き合いの人もいる。
(ほんとうに毎年・毎月・毎週毎日あなたも荷物も無事でありがとう!)と思わずにはいられない。