大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

白鳥の事情・農婦の事情

2020-03-23 | 日記
「白鳥この辺に降りる時、恵庭岳を目印にしているらしいぞ」と夫
「えーーーーー!恵庭岳ってどうやってわかるんだろ??」
「わかるんだべさ。。」「だからさ、何でわかるかって事」「分るんだ」
「ゆうべはうるさかったな」「え?夜飛ぶか??}
「確かに白鳥の声だった」(ほんとか?今まで夜の鳴き声聞いたこと無い。。)
夫があんまり断定的に言うので(そう思っているならそれもいいでしょ)
しかし、一抹の否定的な気持ちを持て余しグーグルに尋ねる。。。。
あったあった、白鳥は夜飛ぶ情報。昼間より天敵に襲われにくいって。(そうだったんだ!!)
幾つになっても知らないことだらけで刺激的だ。
今年も沢山の白鳥がやって来た。まだ運河で休んでいる少数派も見かけるが、
子どもが食べ過ぎて腹壊したか?夫が小枝に足を引っかけ骨折し、回復待ちなのか、、、
集団行動はやっぱ苦手。。と新しい生き方を決心したか。。。この時期妄想はふくらむばかりだ。

コロナ旋風の中、某音楽教室講師のTちゃんが「教室はコロナでお休みーー」と久しぶりに遊びに来た。
「実家に帰ろうと思ったら、来るなって言われたさ」「あははは!さすが独り暮らしの母さん気丈だね」
Tちゃんの教室は小さい子から年配の人のクラスまであり、数々の感動的なエピソードが生まれている。
楽器も弾けない吹けない音譜も読めない自分だが、歌を歌うのは好きだ。からだの中から歌が出てくる。
最近は円山動物園のYOUチューブのテーマソングが四六時中出てくる「まるやーまどーぶつえーん♪」
コロナで死ぬ前に、今までの人生をチャラにして何をしたいか、、って話になる。
「オペラ歌手とバレリーナになりたいな。。」と、うかつなことを、しかし迷いもせずに口が言う。
若いときなら、女子3人寄れば横一列に並んで〈白鳥の湖ごっこ〉をしたっけな。。。。
曲名も知らないが印象的なオペラのサビの部分だけが、時折一日中からだから溢れ出すことが有る。
Tちゃんが早速ケータイで調べてくれたら「魔笛、夜の女王のアリア」と判明した。
ソプラノ歌手をまねて声を出していると、身体中の毒素がすべて排出されるような快感を抑えきれない。。。
「クラスに70代でオペラとバレイ習っている人いるよ」「おおおお!!いるのか、現実にそんな人が!!!」
しかし、なんでオペラ歌手とバレリーナなのか? あらためて奥の奥の自分に問いただす。
〈どちらも腹筋が鍛えられ、姿勢が正され腰痛に良さそうな気がする〉え?舞台に立ちたい訳じゃ無いんだ。
どこまでも農作業対策が染みついていて、これじゃあ人生チャラにならない・・・・・・
せめてロングドレスやチュチュにトウシューズを身につけて後ろ姿の記念写真でも撮るか。。。
20年前、長沼町の水泳教室のネエサン(70.80代)たちに、背中の筋肉は褒められた事がある。