ユネスコの世界記憶遺産に登録された山本作兵衛さんの炭鉱記録画~見られましたか?上半身裸での坑内作業や、入れ墨の男たち等、驚かされます。炭鉱労働の命を掛けた厳しさ、激しさが伝わります。しっかり目を見開いた労働者のたち姿に、仕事や生活にかける一途な思いも感じられキューンとします。その炭鉱記録画からミュージカルが生まれました。出場者は全国からの公募で各地より35人が参加され練習が重ねられました。そして、12月21日に田川文化センターで上演されるそうです。長く歌い継がれた正調炭坑節や地元のバレエや和太鼓等も披露されるそうで、地域の文化祭のようです。炭鉱はなくなり、炭鉱作業の厳しさも知らない、わからない時代になりましたが、炭鉱と共に育まれた地域の文化は残り、また新たな文化を花開かせます。
(下:2014年12月17日朝日新聞・大矢雅弘「『炭鉱よ永遠に』ミュージカル、21日・田川で」より)