２００５年１月大牟田では「認知症の人と共に暮らすまちづくり」が宣言されました。この宣言をもとに、「認知症コーディネーター養成」「徘徊模擬訓練」「小中学校の絵本教室」等さまざまな活動が積みかさねられ、その実績が市や地域の介護福祉事業に反映され、全国的にも「介護・福祉の大牟田方式」として注目を集めています。来年はこの活動も十年を迎え１月２５日、大牟田文化会館で「まちづくり宣言１０周年」記念事業が開かれるそうです。大谷さんはエッセーの最後に「１０年前の志はしっかりと継承されているでしょうか。皆さま、ぜひ足を運んで、答えを探ってください。」「大牟田、そして全国での認知症と共に生きるまちづくりはまだまだ道半ば。本番はこれからです。」と書かれています。
（下：２０１４年１２月２５日西日本新聞＜花咲くシニア＞欄「続 まちでみんなで 認知症と生きる⑮ 道半ば 志受け継いで」大谷るみ子 社会福祉法人東翔会グループホーム『ふぁみりえ』ホーム長＝福岡県大牟田市 より）
