お酒飲む機会も増える今日このごろ、「飲酒に伴うリスクを周知しアルコールによる健康障害を防止するため、厚生労働省の検討会は22日、年齢や体質に応じた留意点などを盛り込んだガイドラインを取りまとめた。飲酒に関する指針を国が策定するのは初めて」だそうです。
「飲酒ガイドラインのポイント」が新聞にまとめられ一覧表になっています。見ると、なんでもっと早く出されなかったのかと思います。
「飲酒ガイドラインのポイント」
*高齢者は若い時に比べ酔いやすい。酒量が一定を超えると認知症や転倒などのリスクが高まることがある。
*飲んで顔が赤くなるなどアルコール分解酵素の働きが弱い人は、口内や食道がんのリスクが高くなるとのデータがある。
*長期・多量の飲酒で依存症や生活習慣病などの発症リスクが高まる。事故や他人とのトラブルが生じる恐れもある。
*酒量だけでなくアルコール量に注目することが重要。具体的な目安を設定すれば健康管理につながる。
*不安や不眠を解消するための飲酒は避ける。1週間のうち飲まない日を設けるなどがあがっています。〜「『不安や不眠解消目的』は避けて」と副題にあります。効果がないということ?
これから改善したいと思っても遅いと感じる人は「飲む前や最中に食事を取ったり、アルコールをゆっくり吸収できるよう水を飲んだりする、1週間のうち飲まない日を設けるといったことが有効だ」という本文の下りが目につきました。
今後、「意見公募を経て本年度中に正式決定」されるそうです。
(下:2023年11月23日 西日本新聞「飲酒 初の国のガイドライン 毎日ビール1本 大腸がんリスク 『不安や不眠解消目的』は避けて」より)