朝日小学生新聞から、〈プール熱〉についての解説や注意事項です。
〈プール熱〉というのは?プールで感染するということでしょうか?
「子どもが感染しやすく、夏に流行して〈プール熱〉とも呼ばれる〈咽頭結膜熱〉が、これまでにない規模で流行して」いるそうです。〜小学生新聞ですから、漢字にはふりがながつけてあります。〈プール熱〉の正式名は〈咽頭結膜熱〉ということでしょう。
症状は?
「熱や喉の痛み、目やにが出る結膜炎などの症状が特徴」だそうです。
「11月6〜12日の間に報告された患者の数は一つの医療機関あたり3・23人。」で、「警報レベルになるのは初めて」の事だそうです。
何故流行しているのでしょうか?
「茨城福祉医療センターの小児科医・市橋光さんは『コロナ禍でみんなが感染症対策をし、咽頭結膜熱にかかる人が少なくなっていました。ウイルスとたたかう【抗体】を持つ人が少ないので流行していると考えられます』インフルエンザや、熱やのどの痛みが出る〈溶連菌感染症〉も流行っている」とのことです。
「感染を防ぐには『基本的な対策を続けることが大切』だ」とのことで、「こまめな手洗い、アルコール消毒、人混みに行ったり体調が悪かったりするときにはマスク着用」が挙げられています。さらには『冬は乾燥するので、加湿器などを使いましょう。バランスの良い食事で栄養をとり、きちんと睡眠をとって体の調子を整えることも大切』と市橋医師は話されています。
(下:2023年12月5日 朝日新聞掲載11月28日朝日小学生新聞より「咽頭結膜熱流行 手洗い・マスク大切だよ」より)