「太平洋戦争中の1943年12月、学生らが一斉徴収された〈学徒出陣〉」。「関連する手記や写真などを紹介する特別展『〈学徒出陣〉から80年目を迎えて』が福岡市西区の九州大伊都キャンパス中央図書館で開かれている」そうです。「(九大の)前身の九州帝国大では、同年12月だけでも691人の学生が陸・海軍に入り、60人以上が戦死している」そうです。〜厳しい数字です。当時の学生者数はどれだけだったのでしょう?
特別展では「学業半ばで戦地に赴いた若者たちに思いをはせ、戦争や平和について考えてもらおうと、九州大附属図書館が初めて企画」されたものだそうです。〜初めての取り組みなんですね。
「展示は〈学徒出陣と壮行会〉〈出陣学徒の言葉〉〈戦時下の大学と学生生活〉の3コーナーで構成。学徒を送り出す壮行会の写真や新聞記事、学徒の日記や手記、学生が防護訓練で使った鉄かぶとなど100点以上を展示」されてるそうです。
「法学部4年生の濵田真緒さん(21)は『昔の学生は今の学生よりも学問への思いが強いと感じた。その思いを断ち切り、戦争に行くのは辛かったと思う』と話」されています。24日まで。入場無料。
(下:2023年12月10日 西日本新聞—野村創「学徒出陣80年 九大で特別展 伊都の図書館 壮行会写真や手記紹介」より)