9月1日 天気 くもり
気温 21℃
山 見えません。
こんな掲示板が出された五竜のゴンドラに乗って地蔵の頭まで散歩して来ました。
昨日の天気図によれば、台風は九州の南にいるわ、東北地方を横切る低気圧の前線は日本海に延びているわ、本州南方洋上の高気圧の張り出しも弱っているし、暦は9月に入ったわで、安定した夏空なんか望めないと想ってはいたのですが、 夜中のオシッコに起きた時にはギラギラ光る星空が広がっていたので「天気が良ければ、山岳展望の散歩に出かけてみよう」と思いながら、再び寝床に入ったものでした。
そして今朝、思った様な好天ではありません。 アルプスの主稜線は雲に隠れています。 でも車に乗って白馬方向に走り出しました。 山が見えないのは確実だし。 そんな中で「山を歩いても仕方ないだろう?」と心の中で呟く声も聞こえます。 でも後立山の主稜線は歩いたことは有るものの、遠見尾根には一度も足を運んだことが無かったものですから、途中のコンビにでおにぎり等の食料を仕入れてから、ゴンドラに乗り込みました。 ゴンドラに乗れば標高1500mの涼しい世界に運んで呉れます。 ゴンドラ山麓駅までは八方尾根の様に入り組んだ狭い道を走る必要も無く、 広ーい駐車場は駐車料金も無料。 更にゴンドラの下り線乗車口には冷やしたオシボリがサービスで置いてあるのにはビックリしました。 こんなですから一般観光客の受け入れの面では白馬・八方尾根を上回るかもしれません。 60台とおぼしき3段腹の小母さんは日陰のベンチに座り込み、整備された植物園の遊歩道を見渡しながら「こんな急な坂道、歩けないわよネ!」と仲間とオシャベリしている。 そんなクラブ・ツーリズムのバスツアーで入り込んだ団体さんも居ましたよ。
ゴンドラ山頂駅から地蔵の頭にかけて、高山植物園として整備されています。 もう9月に入ってしまいましたから、花の盛りは過ぎて咲き残った花々は少なくなっていましたが、日当たりの悪い岩陰のコマクサの株は花を残していましたし、リンドウやアキノキリンソウは盛り、クロマメの木はまだ完熟しない大粒の実をつけ、 チングルマは綿毛を風にそよがせていました。
やはり地蔵の頭はガスで、まったく展望が利かない。 小遠見あたりまで歩くつもりで出てきたけれど、歩く気も失せてベンチにひっくり返って、30分ほども時を過ごしました。 上空には数羽のツバメが飛び交っています。 それを眺めて、「飛び回るのに随分忙しなく羽ばたいているな」なんてどうでもよいこと考えて見たり、 あんなにツバメが高く飛んでいるのだから、ガスっていても雨は降らないだろうと想ってみたりしてましが、予想に反して雨粒が頬を打った気がしたので下り始めました。
しかし天気はさして崩れることもなく、ロープウエイ駅まで戻ってレストランのベンチで休憩している時には隣の八方尾根の兎平、 黒菱、八方池辺りの小屋も眺められ、 唐松岳から白岳への稜線へ突き上げる雪渓が残る沢筋も少し見え始めてきたりしてました。
気温 21℃
山 見えません。
こんな掲示板が出された五竜のゴンドラに乗って地蔵の頭まで散歩して来ました。
昨日の天気図によれば、台風は九州の南にいるわ、東北地方を横切る低気圧の前線は日本海に延びているわ、本州南方洋上の高気圧の張り出しも弱っているし、暦は9月に入ったわで、安定した夏空なんか望めないと想ってはいたのですが、 夜中のオシッコに起きた時にはギラギラ光る星空が広がっていたので「天気が良ければ、山岳展望の散歩に出かけてみよう」と思いながら、再び寝床に入ったものでした。
そして今朝、思った様な好天ではありません。 アルプスの主稜線は雲に隠れています。 でも車に乗って白馬方向に走り出しました。 山が見えないのは確実だし。 そんな中で「山を歩いても仕方ないだろう?」と心の中で呟く声も聞こえます。 でも後立山の主稜線は歩いたことは有るものの、遠見尾根には一度も足を運んだことが無かったものですから、途中のコンビにでおにぎり等の食料を仕入れてから、ゴンドラに乗り込みました。 ゴンドラに乗れば標高1500mの涼しい世界に運んで呉れます。 ゴンドラ山麓駅までは八方尾根の様に入り組んだ狭い道を走る必要も無く、 広ーい駐車場は駐車料金も無料。 更にゴンドラの下り線乗車口には冷やしたオシボリがサービスで置いてあるのにはビックリしました。 こんなですから一般観光客の受け入れの面では白馬・八方尾根を上回るかもしれません。 60台とおぼしき3段腹の小母さんは日陰のベンチに座り込み、整備された植物園の遊歩道を見渡しながら「こんな急な坂道、歩けないわよネ!」と仲間とオシャベリしている。 そんなクラブ・ツーリズムのバスツアーで入り込んだ団体さんも居ましたよ。
ゴンドラ山頂駅から地蔵の頭にかけて、高山植物園として整備されています。 もう9月に入ってしまいましたから、花の盛りは過ぎて咲き残った花々は少なくなっていましたが、日当たりの悪い岩陰のコマクサの株は花を残していましたし、リンドウやアキノキリンソウは盛り、クロマメの木はまだ完熟しない大粒の実をつけ、 チングルマは綿毛を風にそよがせていました。
やはり地蔵の頭はガスで、まったく展望が利かない。 小遠見あたりまで歩くつもりで出てきたけれど、歩く気も失せてベンチにひっくり返って、30分ほども時を過ごしました。 上空には数羽のツバメが飛び交っています。 それを眺めて、「飛び回るのに随分忙しなく羽ばたいているな」なんてどうでもよいこと考えて見たり、 あんなにツバメが高く飛んでいるのだから、ガスっていても雨は降らないだろうと想ってみたりしてましが、予想に反して雨粒が頬を打った気がしたので下り始めました。
しかし天気はさして崩れることもなく、ロープウエイ駅まで戻ってレストランのベンチで休憩している時には隣の八方尾根の兎平、 黒菱、八方池辺りの小屋も眺められ、 唐松岳から白岳への稜線へ突き上げる雪渓が残る沢筋も少し見え始めてきたりしてました。