撮影装置 4号機の実験・試作

2014-11-29 22:54:13 | 雪の結晶撮影
 2014年の秋、オリンパス社の顕微鏡モードを備えた「TG-3」を組み込んだ「撮影装置 3号機」を製作したばかり。 それを持って草津温泉に雪の結晶の試し撮りに出かけたのが2週間ほど前の話、 その3号機を本格的に使いこなすところまでいってないに4号機の試作のために実験を開始したのだ。

 ちなみに4号機、ロシアの写真家さんが雪の結晶撮影に使っている撮影装置をWEB上で「My technique for snowflakes shooting 」として公開してくれている方法を真似て作ってみようと言うものだ。 特徴はマクロレンズと被写体の間にレンズを挿入して拡大率をUpするものだ。 多分そんな事で小さな雪の結晶を見事なまでにシャッキリしたフォーカスの合った絵を得ているのだろう、 それを僕もやってみたいのだ。

 3号機・TG-3の顕微鏡モードでそれは出来ないのか? 使い込んで無いから未だ判らないのだけれど、 フォーカスはAuto、 露出もオート(絞り優先モードを使えない)等の点に物足りなさを感じたものだった。

 そこで OM-D + 60mmマクロレンズ の前面に親戚のオジサンから貰って来てあったフィルム・一眼レフカメラから50mmレンズを取り外して挿入して、どんな拡大撮影が出来そうか実験してみた。

 最大拡大率・1.5倍 となった条件

1. 50mmレンズのフォーカスは∞に固定。

2. 50mmレンズとマクロレンズは可能な限り密着。

3. 50mmレンズ前面と試料との間隔はおよそ5mm

 およそ上記の条件でマクロレンズのフォーカス操作を行った場合、 マクロレンズ単体の場合に較べて拡大率1.5倍のそれなりの像を得る事が出来たのです。

 カメラ本体に付いているマクロレンズと前面に置くレンズの光軸が一致しないと種々の収差や歪が出て綺麗な像が得られない。 だから、 追加のレンズをどの様に取り付けたら良いか? これからまた暫くの間、4号機製作に向けて実験や試作で遊べそうです。
 
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