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試料台予冷ユニット製作

2015-10-06 10:10:15 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶を撮影する時には撮影対象の小さな雪の1片を試料ステージに乗せてレンズの直下に置く。 その試料ステージの上に形の良い雪の結晶を搭載するまでに一苦労があるのだが、 載せた後もステージの温度が高いと結晶(氷)は直ぐに溶け始め、形が崩れてしまう。

 昨シーズンまでは52Φのレンズフィルター枠にサランラップ様の薄いフィルムを皺の生じない様に張り渡した物を試料台として使用していた。 そのフィルム上に雪の1片を載せて撮影していた訳です。

 ところで、2016年のシーズンからは試料搭載台は五百円玉大の外径で中央に12mmΦの穴が開いた銅・ワッシャーを使用することにした。 そのワッシャーに昨シーズン同様に薄いフィルムを張って、そこに雪の結晶を置く事になるのだが、 使用する直前まで冷却しておいた方が良いだろう。 そう考えて、 「試料台予冷ユニット」なるものを製作したのだ。 それはTop写真の様な物だが、 これは ”冷却ステージ実験@津南 ”の実験記事の際に使ったアルミ製の放熱器やプラスチックで作った氷水の容器を使用したものだ。

 雪を溶かしたシャーベット状の水の中に放熱器のフィンをドップリと漬け、 冷却されたアルミ材の上に銅の試料台を乗せて置けば、 零度近くになって呉れるはず。 そんな予冷ユニットの黄色い箱を左手に持ち、 右手には細い絵筆を持ち、 降る雪の中から六華の結晶を見つけて絵筆で掬い取り、 試料台の上に乗せるのだ。


 そして、 撮影装置のカメラ・レンズの下、 これまた冷却されている試料ステージ・ベース上へとプラスチックの薄板で作った試料台ハンドル(写真には”Stage Handle"のラベルが貼ってある)を指で摘んで持ち上げて、 撮影試料を予冷ユニットからステージ上に移送する。

 撮影開始までの作業は以上の様な流れを想定しています。

さあ、 早く関東地方にも雪がふらないかなー!!
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32型液晶テレビ 3万4千円

2015-10-05 12:42:39 | タナカ君的日常
 昨日のブログの記事で
金の使い方に余裕が無い
 そう書いたばかりで、舌の根も乾かない内に、今朝は32型液晶テレビ 消費税込み3万4千円ほどの買い物をしてしまった。

 「どこでそれを使うのか?」 安曇野はひのみのの家に持って行き、 主としてデジカメ画像を拡大表示してみたり、 パソコンのモニター代わりに使う予定。

 今迄は夏の滞在にあたって、デスクトップのパソコン本体と21”のディスプレイを車に積んで出かけて行き、帰りにはそれを積んで帰って来たけれど、安曇野専用のモニターがあればそんな手間が省けると想って、前々から欲しいと思っていたのだ。

 数日前の新聞折り込み広告でケーズデンキの「台数限定・先着順」の案内を見て、 ウィークデイの今朝は10時の開店時間に対して、1時間半も前から立川店の店頭に立ちました。 しかし並ぶ時間が早すぎましたよ。 2番目の老人が現れたのは9時を過ぎてから、 その人の購入予定品は”ホッとプレート/2千円”。 3番目の若者は9時半前で”ミュージックプレイヤー/2千円”がお目当ての品だった。 9時半過ぎてからも行列に参加する人は「ポツリポツリ」とやって来ただけ。 開店時間に並んでいた人数は10人いなかったんじゃないかな。 世の中電気製品が溢れかえり過ぎているってところですかね。

  ところで並んだ場所ですけど、 駐車場のある店舗1階入り口の日陰の屋外で、 弱いけれど涼しすぎる風が吹いていて、 半袖シャツ姿で出かけて来た僕には「風邪を引いたら困るぞ!」そう思う状況だった。 だから「昔のお菰さん(乞食)姿に見えるかな・・・」と想いつつも、車に積んであったブルーシートを身体に巻き付けて防風・防寒態勢をとって、 「目からウロコ ザ・手筋」そんなタイトルの棋書を読みつつ、1時間半の立ちん坊をしちゃたのです。

 各商品は5台の台数限定だったのだから 「並ぶ人数が5人になるまで、車の中で待っている手も有った」 けれどもそんな考えが浮かぶのが遅すぎた。



 それにしても世の中のテレビの主流は無理やり4Kテレビへ移行中、 そんな「高精細画面でコマーシャルだらけの放送見たってしょうがねーだろうに」と思うけど、 この流れは止まらないのかな。

 一番最初に32インチの液晶テレビを購入した時には画像の美しさに感動して、20万円台の価格を支払ってでも欲しかったものだ。 しかし4K画面を見ても、それほどの感動も驚きもないんだよな。 メーカーにしてみりゃ、買い替え需要を期待しての新商品だろうけれど、 今の所全然欲しいと思わない。 
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悠々自適か?

2015-10-04 10:22:47 | タナカ君的日常
 このブログを見て下さっている2名の方にお会いした時に、 「タナカさんの様子を(ブログで)見ていると 悠々自適の生活してますね!」 と言われた事がある。 お一方は僕より5歳近く年上の方、 もうお一方は現役バリバリで会社経営をなさっている60代の御仁。

 暑い夏には安曇野の古い農家で避暑生活
 雪の降らない時期には撮影装置の製作
 雪の降る時期には雪の結晶の撮影

 囲碁の対局で頭を使い
 山歩きで身体を動かし

 季節には山菜を採り
 栗の実を拾って茹でて喰い
 梅の実を拾ってジャムを作り
 車を運転して長岡花火見物に出掛けたり
 どうやら生活資金に窮乏している様にも見えない

 こんな様子を傍からみたら、「田中さんの生活は悠々自適」 そう見えてしまうのだろうな・・・ と思うけれど、 言葉の持つ本当の意味合いに合致する心持ちで日々を過ごしているか? 心の内を見つめると、 意外とそうでも無いんだよ。 その心の内をさらけ出して見たい気持ちも少しはあるけれど、 流石にブログにそれを全て書く気はおこらない。

 それでまあ、生活資金の点についてだけ触れてみる。

 我が家では25年間の夫婦共働きをして来た結果、 二人の年金支給額で生活費の基本部分は賄えているのだ。 そして以前にも書いた事があったと思うけれど、 それぞれの遊びに使う金はそれぞれが蓄えて置いた資金を振り当てている。 だから確かに生活資金には当面不足していない。

 しかし、 成人した子供や孫の誕生日などに僕が何かを買ってプレゼントしてあげた記憶が無い。 プレゼントを買う金の余裕が無い訳じゃないのだけれど、 質素な生活が身に沁みついてしまった僕。(もっとも別会計の妻はプレゼントしてあげているかもしれませんが)

 そう言えば子供が小学生低学年だった頃にこんな会話がありました。

  子供 : 家は貧乏か?

  俺  : どうして?

  子供 : だって他の家には車が有るのに、家には無いから

  俺  : 俺の家には全員に一台づつ自転車がある。
        それで充分だよ!

そんなだから、 今でも金の使い方に関して言えば
金の使い方に余裕が無い

と感じる事が多々あって、

悠々自適じゃ無いよな~!

 の気分が頭をもたげるタナカ君なのでありました。

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撮影装置の細かな改良

2015-10-03 21:45:07 | 雪の結晶撮影
 撮影装置5号機の基本部分をまとめた後では、 細々した改良に明け暮れている。 その具体例を書いてみる。

1. 背面照射光源

 デジカメのモニター画面に適当な画像を表示させて色付きの背景としている。 ところが、 デジカメには付加機能として、自動的にカメラの傾きを検知して表示する画像を90°回転させてしまうのだ。 これはモニター上の画像を固定しておきたい用途には不都合が生じてしまう。 


 そこでデジカメを水平に固定する台座部分に僅かな傾斜を与える細工をしてみた。 この事で雪の結晶に対して背景画像の位置をアジャストするためにカメラを動かしても不意に画像が回転してしまう不都合が解消出来ました。


2. 背景画像のボカシ具合の変更手段

 雪の結晶は極めて薄い氷なのだが、 それなりの凹凸を持った立体構造物なのだ。 それを拡大撮影するために、レンズに強接近させて撮影するのだが、 極めて焦点深度が浅くなる。 それを補うためにレンズの絞りを絞り込むのだが、 そこでまた背景画像のボケ味が意図した様にならない不具合が生ずるのだ。 それで背景画像にボケを生じさせる工夫として、液晶画面上にすりガラス効果を持つトレーシングペーパーを乗せてみた。


 ボケ味は液晶画面とトレーシングペーパーの間隔を調整することで、ある程度変化させられる。 最終的には、雪を撮影してみて効果を確かめる事にします。


3. 光学系の軸合わせ治具


 我が雪の結晶撮影装置は60mmマクロレンズの前に、 他のフィルムカメラで使用していた焦点距離50mmの標準レンズをクローズアップレンズとして組み合わせて使用する形をとっている。 マクロレンズの取り付いたカメラ本体と、クローズアップレンズは厚さ12mmの合板をベースとして、そこにネジで固定する構造になっている。 ところでカメラは電池の交換、 メモリーの着脱、 そんな事のために取り外し、組み立て直し作業が必要になる。 その組み直しの作業を行う場合には治具があった方が光軸合わせが容易になるのが目に見えていたので製作してみた。 木片を組み合わせた治具だから、そんなに光軸合わせの精度が出るなんて事はないのだが、 目分量で組み立てていた時と較べて、 同じ程度の精度での組み立て作業に要する時間が随分短縮出来るようになりました。
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柚子の実は未だ緑色だった

2015-10-02 10:46:58 | タナカ君的日常
 9月30日の「柚子の実偵察」の行き先は「神奈川県相模原市緑区・・・」と言うよりも、 東京周辺の人たちには「相模湖の一つ先、藤野駅から、陣馬山に登るルートの途中にある栃谷集落」、「近くには陣馬の湯がある所」と話した方がイメージしやすいかな?


 集落の道路脇、 携帯電話中継施設の金網に隣接したスペースに車を駐めて、 少し歩いて畑の柚子を様子を見て来ました。 樹の葉はやや黄ばみ始めている感じの物もありましたが、 まだ柚子の実は緑色のままでした。



 左に下れば藤野駅、右に下れば陣馬の湯、直進すれば陣馬山、そんな案内標識の立つ栃谷集落の道。
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ブドウ狩り@勝沼

2015-10-01 11:05:52 | 国内旅行と山歩き
 先週の高尾山では土産物屋の店頭で少し色づいた柚子の実を見かけた。 色づいたユズなんて、未だ2ヶ月近く早いと思うけど、 9月の30日の昨日「産地の状況はどうなっているのか?」と、 陣場山の中腹でユズ栽培をしている山中のを車で訪れ偵察し、 ついでに勝沼まで足を伸ばしてブドウを仕入れてきた。 その様子は2回に分けて書くとして、今日はぶどう狩り。

 家を出る時の気分はユズの偵察と勝沼にある国宝・大善寺の裏手に続く山に入ってキノコ探しをする事だったのだ。 だから、 国道20号を走って、笹子トンネルを抜けて直ぐの所にある道の駅「甲斐大和」のブドウ売の小母さんの所で緑色と黒い色したブドウを購入し、 「これでキノコが少し取れればお土産はOK!」 そんな気分で勝沼へと下って行った。

 大善寺はだいぶ前から観光客向けの有料駐車場を設けたり、拝観料を取ったりする様になっている。 観光客も来ないはるか昔のことだが、勝沼で生まれ育ったある方から「私の弟はキノコ採りが上手で、朝早くに犬を連れて山に入り、松茸なんかを採ってくる」そんな話を聞かされて、 大善寺裏手の松山に入った事もあったのだ。 その時には松茸なんて匂いも姿も無かったのだが、 アミタケなどが採れた記憶が残っている。 その入山時期がいつだったか定かではないけれど、 「今年の秋、安曇野ではアミタケが採れたのだから・・・」そんな想いで入山してみた。


 未だ設置されて間も無く見える電気柵のゲートを開けて入山してみると、 鹿の鳴き声も間近で聞こえていましたよ。 また山中には古いジュースの空き缶も散見されて、 「きっとキノコの時期には人が入っているに違いない」 そう思わせる物があったけれど、 肝心のキノコの姿は見当たらない。 小一時間ほどウロツイた山の斜面には煙玉みたいのや、 食べた事の無いキノコは2・3種類ほど出ていたけれど、 「これは食える」そう確信出来るキノコには出会えなかったのだ。

  農道に置いた車に戻った時には昼飯の時間はとっくに過ぎてましたから、 国道20号を甲府方面に車を走らせて道沿いで営業している食堂へと向かいました。


 国道を渡る歩道橋上から塩山方向、
 遠く木賊・破風山・雁坂嶺が見えている。

 「甲州市」そんな名前になったこの地域を走る国道20号線はぶどう畑や桃畑が広がる扇状地地形の真っ只中を緩く下って行く、 眺めも良く気分良く走れる道路です。

 さて、 お目当てのキノコは全く駄目でしたが、 まだ店頭では見かけない甲州種のブドウが綺麗に色づいているのが目に付きました(Top写真)。 お土産はこれにしました。

 食べる分より多めに購入、 家に戻ってやった作業は、ぶどうジュース作りです。


ブドウの房から実を摘み取って
土鍋に放り込みました。



しゃもじを使ってブドウの粒を潰しました。


 この潰す作業で滲みだして来た果汁をスプーンで掬って舐めて見ましたが、 それほど甘くも無く、酸味もなく、 なんとも素っ気ない味の果汁でした。 これから数日おきに味を試して見るつもりです。 何しろ「ブドウを壺に入れて置いたら、どんな変化をして行くのか」それを試してみるのが当面の興味ですからね。 発酵してぶどう酒になる前に無くなってしまうかもですがね。
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