横浜田舎物語

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をお届けします

10年目の命日

2017-01-20 | ともだち
D子、もう10年だね

あの日のことは10年経ってもはっきり覚えているよ

辛かった、悲しかった・・覚悟はできていたはずなのに・・・

「そのうちそっちに行くからね」って最期のお別れに声かけたけど

ごめん、みんなまだ元気で過ごしてるんだ

そりゃ、生きることも大変だけど、楽しいこともあるし、何とか踏ん張ってるよ

いつの間にか60代最後の年になっちゃいました。

この10年、あなたのことを思わない日はなかった・・・あっ、ごめん、股関節の手術の時だけは
ちょっと忘れちゃったかな
でもあのときだって<これから手術受けるから守ってね>ってお願いしたんだよ

おかげさまでこんなに元気になりました。

10年経って、もう生まれ変わっちゃったかな?
それとも、あなたの後を追うように逝ってしまったご主人と、仲良く過ごしているかしら?

命日は過ぎてしまうけど、今年も間もなくお墓参りに行くからね。

そして、みんなであなたの思い出話をしましょう。

早すぎるお別れだったけど、こんなふうに毎年欠かさず集まってくれるみんなに感謝しなさいよ

もっとも、あなたのおかげで集まれるってこともあるんだけど

今年は、ずっと仕事仕事でお墓参りだけで帰ってしまったH美が、一緒に1泊できるようになったって
うれしいな

中、高時代から一緒にバレーボールをやってきた仲間の一人が58歳の若さで亡くなったのは10年前の今日です。

葬儀はもちろんの事、49日、納骨、1周忌・・と参列してきた私たちですが
その後、3回忌、4年、5年、7回忌、8年、9年、と毎年欠かさずお墓参りを続けてきました。

今年は節目の10年、みんなそれぞれ大変な問題を抱えてるけど、年に1度のお墓参りだけは必ず参加してきました。

それまでの私たちは、個々に会うことはあっても、みんなが揃うことはめったになかった

それが、彼女の死によって、深く考えさせられ、それ以来、もう当たり前のように毎年集まるようになりました。

おかげさまで、いろいろ言うところはあっても、重篤な病に倒れることもなく、全員が60代最後の年を迎えることができました。

最近思うのは<真っ先に逝くのはいやだけど、最後に残されるのもいやだなあ>ということ

こればかりは誰にもわかりませんから

だからこそ、生きているうちは、元気なうちは年に1度のこの行事は大切にしよう・・と言うのが全員の思い

今日は、横浜に出て新幹線のチケットを買ってきました。

D子、待っててね、もうすぐ会いに行くからね。




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