大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

1/1  謹賀新年。ヒレンジャク観察情報。

2011年01月01日 | Weblog
 あけまして おめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。

 今年も初日の出をと待つが、上空は晴れているのに東の空は雲に覆われている。雲の縁が光輝くが、赤い太陽はダメだった。
 朝焼けの、素晴らしい日の出をよく目にするのだが、なぜか元旦にそうならない。

 市民の森でカラス数羽と一緒にハイタカが樹間を飛んでとまる。この冬よく見られているが、元日にタカが見られて縁起がいい。

 ツグミはかなり減って39羽、シロハラは22羽。群れが去ったのは間違ない。これで例年どおりの印象。マヒワも大きな群れは去ったのか、天守閣東配水池北側でスズメと一緒に11羽が地面で採餌。梅林南東で10羽と合わせて21羽。

 飛騨の森でアトリ60羽+が地面に下りて採餌。散歩の人が通りかかると一斉に飛び上がる。
 シメは天守閣東配水池北の石垣に2羽。溜まった水を飲みに来たようだ。

 ヒレンジャク6羽、音楽堂西側上で観察と、鳥友から電話あり。大阪城公園では春の観察が常でこの時期は珍しい。

 ヨシガモ南外堀で♂2・♀2の4羽。オカヨシガモは東外堀8・内堀14・北外堀6の計28羽。カワセミ南外堀1羽。セグロカモメ第二寝屋川飛翔2羽。

●今日の観察種。情報含む。
 ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、カワラヒワ、ハイタカ、シジュウカラ、メジロ、アトリ、マヒワ、シメ、キレンジャク、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
 カワウ、ヒドリガモ、アオサギ、コサギ、キセキレイ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カワセミ、ハクセキレイ、ヨシガモ、コガモ、ササゴイ、オカヨシガモ、マガモ、ユリカモメ、セグロカモメ。

※=みなさん良いお正月を迎えられたでしょうか。私はご想像のとおり、朝から酔っぱらい。
私が選んだ2010年「大阪城公園の野鳥10大ニュース」をご紹介いたします。

①キマユムシクイの飛来==12/14に1羽が初認されて以来、主に市民の森で断続的に観察されている。2007―2008に越冬したのが初記録で、今回は2回目。間違いなく☆☆☆☆☆

②ヒガラの飛来==1月から3月まで1羽が滞在して大いに楽しませてくれたヒガラ。11月に再び観察される。同一個体という事ではないが、いい気分。しかも今回は3羽観察も。

③エナガ複数営巣==2009年から群れが越冬し春から初夏に次々営巣。確認できたのは6巣。ただし途中放棄やカラスに襲われるなど影響大。しかし初夏には幼鳥が観察され繁殖成功の巣も。

④サンコウチョウ8日間滞在==愛の森で5/8から15日まで8日間滞在。驚いた。長年大阪城公園を観察しているが、こんなに長くいるとは。
 
⑤マヒワの大群飛来==この冬は各地で報告されているが、大阪城公園でも大きな群れが飛びまわる。11/13には西の丸庭園を飛ぶ群れを撮影し、プリントを拡大し数えると446羽。枝に残っているものを合わせて500羽+を記録。
 
⑥ヨシガモの増加==2007年に初観察だったが、その後毎年飛来するようになり、一日最多は15羽。14羽は時々観察されるまでに増加。☆5から☆4に下げる候補。
 
⑦オジロビタキ越冬==一昨年12月に西の丸庭園で初認されて以来、4月まで越冬する。ちなみにこの亜種は日本によく飛来する亜種アルビシラ。
(ヨーロッパの亜種パルーバとの、識別ポイントを記入した写真を作成したので希望の方はプロフィールのアドレスまで。メールで送ります)

⑧シマアジの飛来==10/20-21と2日間のみ、♀1羽が北外堀に飛来。2007年に大阪城公園初記録以来2回目の観察。Kさんはよく見つけたもんだ(拍手)これも間違いなく☆☆☆☆☆
 
⑨アカショウビンの飛来==音楽堂西側上で4月、教育塔裏で5月に各1羽観察。本種はこれまで数回の記録があるが、やはり珍しい記録ではある。

⑩オシドリの滞在==11/28から12/8まで、北外堀と内堀に♂1羽が滞在。過去2日間の記録はあるが、長期は初めて。春まで越冬を期待したが環境的に無理だったか。

○番外。ソウシチョウの飛来==11月にピースオオサカや音楽堂西側上で時々観察されたが、11日には豊国神社裏で6羽を観察。以前にも単発の記録はあるが、複数の複数日滞在は初。

○あらかじめ10位を選定した後、12/23に山里丸でフクロウが出ました。本来なら上位に入る記録です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする