大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

11/13 オオタカに 襲いかかるタカ? そして今日は45種も。

2015年11月13日 | Weblog
 紅葉や落葉が目立ってきた、秋も終盤、大阪城の空にタカが舞う。

 最近見られたタカは、オオタカ成鳥、オオタカ幼鳥、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハヤブサ。大都市の中の公園で、これだけのタカが見られるのは特筆できる。

 一番の理由はドバトが多いことだろう。山野より圧倒的に餌になる鳥の密度が高い。
 散らばった羽などの食痕も目にするし、昨日も市民の森で、オオタカ幼鳥がドバトを捕食して、足につかんで枝にとまったそうだ。

 今朝、南外堀の東側からカモを数えていると、オオタカが飛んできて急降下して沖縄復帰の森に入った。成鳥か幼鳥かを確認しようと、戻って沖縄復帰の森の、飛び込んだ辺りを探したが見当らず。

 その後、教育塔側の藤棚前で、ひでキングと立ち話をしているとオオタカが現れ南外堀の上を東へ。目で追っていると、突然後ろから迫るタカ。凄いスピードでオオタカの背か上尾筒辺りに!

 ぶつかったその瞬間、羽がパッと飛び散る。オオタカは急旋回して逃げる。襲ったタカも深追いせず、2羽は別れて飛び去る。
 偶然に猛禽ショーを見て興奮。 しかし襲った鳥は何か。小さい鳥ならあの一撃で終わり。オオタカの負傷の程度が気になる。

 昔タカの渡りを見ている時に、ツミがオオタカやサシバなどに、むかって行くのをよく見た。 しかし、今のタカはツミほど小さくない。
 そのうえ、翼の先が尖っているのを、ひでキングが確認したと。

 そうなると大きさも含め、可能性が高いのは、ハヤブサか、チョウゲンボウか。
 総合判断として多分ハヤブサだろうとの事になった。

 その後、大将から連絡が入った。その中に、梅林上をハヤブサが通過と。
 やはりそうか! すぐに時間など確認すると、ぴったり合う。 オオタカの狩りに失敗して、梅林からOBPの方へ飛び去ったようだ。

 今日は、朝から素晴らしいのが見られた。はじめての事だ♪

 今朝の新聞に、万博公園でキツネが繁殖しているとの記事。 大阪城公園でも2010年から2011年ごろに、タヌキ2~3匹が観察されていた。
 都市の公園は、野生の生きものも暮らす場所である。人のためだけに存在しているのではない。そんな事も考慮して維持管理、整備を進めてほしい。

 ジョウビタキ、豊国神社裏、天守閣東配水池、飛騨の森、梅林、北外堀沿いで計6羽。
 キクイタダキ、大手前で1羽。

 シロハラ、市民の森、豊国神社東で計9羽。豊国神社東では下の柵にとっまていたが、すぐ横のツツジの植え込みに下りる。地上の観察は先日、市民の森で大将が観察して以来2度目では。
 木の実が少なくなって、そろそろ地上で見られるように。

 ツグミ、市民の森、梅林で2羽。シロハラに比べまだまだ少ない。

 カワラヒワ、天守閣東配水池、梅林で36羽。

 アオバト♀1羽、市民の森。

 ヤマガラ、市民の森で2羽。

 ルリビタキ、飛騨の森で♀型2羽。

 豊国神社裏でメボソムシクイかオオムシクイ1羽。

 北外堀でユリカモメ3羽が旋回するのを観察。その後ひでキングから、東外堀でも3羽と。多分同じのだろう。ユリカモメは先日第二寝屋川で1羽を観察しているので、今期初認ではないが、いよいよ冬の役者がそろってきた。
 今朝はやや寒い。冬が近い。

 コサギ1羽、人工川。
 アオジ3羽、音楽堂西上、一番やぐら、本丸日本庭園池。 この池にカルガモ10羽以上見られたのに、昨日から1羽もいない。

 バン、今日も無事?2羽を観察。東外堀と西外堀。
 オオバンは、東外堀17・西外堀7・北外堀6・内堀1で31羽。総数は昨日と同じも内訳がちがう。

 オカヨシガモは、東外堀、南外堀、北外堀の計31羽。
 ヨシガモは、東外堀、内堀、北外堀の計9羽。

 ヒドリガモは、すべての堀で観察計410羽。最近東外堀が減少し他の堀へ分散したよう。
 マガモは、北外堀♂3・♀3、西外堀♀1で計7羽。最近少なくなっているので♂の色合いがいい。

 カルガモは、東外堀、西外堀、北外堀で8羽、何故か少ない。
 ハシビロガモは、東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀の計51羽。
 コガモは、南外堀と内堀で計14羽。

 ホシハジロは、東外堀、南外堀、北外堀の計14羽。
 キンクロハジロは、東外堀、南外堀、内堀、北外堀の計74羽。

 豊国神社裏を歩いている時、飛んできた鳥が桜の中にとまる。30メートルほど先だ。双眼鏡で紅葉しているサクラの中を見ると、葉の隙間からこちらを向いている鳥を見つける。

 胸が赤い。瞬間頭に浮かんだのはムギマキ。すぐに、向きが変わって振り返っている。顔、目はコサメビタキ。ん?。 尾がわずかに青に見えるような。ルリビタキか?

 頭が混乱。再び飛び立つと豊国神社の中の方に見えなくなった。この間3秒ほど。
 
 しかし双眼鏡で確実に見えた。記憶を再構築して、一番自信があるのはコサメビタキ顔。でも胸に赤が・・・ひょっとして紅葉した葉が偶然胸の辺りにあって・・・。
 んー。考えられないこともないが。 じゃ尾の青は?
 
 結局分からないまま頭を悩ませる。 時々、識別できないうちに飛び去った鳥を、頭の片隅で考えながら歩くことがある。分からないまま時が過ぎていく。

※追加情報=オナガガモ ♀型1羽、東外堀。コゲラ1羽沖縄復帰の森。エナガ5羽、沖縄復帰の森。 イカル12羽、市民の森。 アトリ20~30市民の森。 ルリビタキ♀型1羽、太陽の広場東の森。 市民の森オオタカ幼鳥1羽。ミヤマホオジロ♂1羽。ルリビタキ♂♀。 太陽の広場東の森キクイタダキ2羽。

●今日の素敵な鳥たち。
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、オオバン、バン、モズ、アオジ、キセキレイ、カイツブリ、オオタカ、コサギ、キクイタダキ、ジョウビタキ、メボソムシクイかオオムシクイ、シロハラ、ハクセキレイ、ハヤブサ、アオサギ、カワラヒワ、ユリカモメ、アオバト、ヤマガラ、メジロ、ツグミ、ウグイス、ルリビタキ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、オナガガモ、コゲラ、エナガ、イカル、アトリ、ミヤマホオジロ。

【日本のカモ 識別図鑑 氏原巨雄・道昭 著 誠文堂新光社】
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする