・・・出雲に旅行した目的には弥生時代中期以降の遺跡の幾つかを回りたいと云う思いがあったからです。 先に青銅器遺跡の荒神谷遺跡に行って、次に、前方後円墳に影響を与えた弥生時代の墳墓、西谷墳墓群遺跡に行ってきました。
この遺跡は前方後円墳が出現する古墳時代の直前に、山陰地方を中心に造られた出雲の王の墓です。 形に特徴があって、四角の墳墓に四隅が飛び出ているので、「四隅突出型墳丘墓」と呼ばれています。
日本海側に出雲から、富山までの各地に出現しています。 西谷墳墓群はその中でも最大の四隅突出型墳丘墓です。場所は小高い丘の上にあり、一号墳から27号墳まであり、そのうち二号墳は表面を復元し、墳墓の中に展示室が作ってありました。
私たちが訪れた時は高校生の団体が見学に訪れていました。 学生が古代の実際の遺跡に上って肌で感じるのはとても良いことだと思いました。