自民党が大敗し、第三党の国民党が今、キャスティングボードを握っているような政治バランスの状態が報道されている。
すなわち、本来、衆議院の小選挙区制は二大政党の政党交代で民主的な政治がされるいわれていた予定が、実際は30年間もの間、自民党の一人勝ちで政権政党の交代がない状態が続いていた。
そんなことに国民が反発した結果、今回の自民党の大敗になったが、自民党が野党になることはなかった。
しかし、今の政治の政党バランスはよく考えてみると、選挙の小選挙区制において、国民が好ましいと考える、政治体制として、自民党の一人勝ちがなく、何党かがまとまらないと議会において、物事が決まらない状態は本当は一番民主的な状態なのかもと思える。
国会で、なにかを決める時に、議会で真剣に議論され、国民が分かるプロセスで、物事が決まっていけば、それこそ、本当の民主主義的政治決定プロセスになるように私には思える。