私が、娘によく言う言葉に「人生はトータルするとプラス・マイナスゼロだよ!!」というフレーズがあります。
今日の新聞の読者欄に、その読者は、寂聴さんの言葉として、「人生は苦である」という言葉に助けられたとあった。
その文章には、その人は、今まで、経済的困難、病気、配偶者の精神的な病と色んな困難に立ち向かったらしい。そして、フト、幸福な人を見ていて、その人も、いずれ人生の苦に向き合うと思われ、そうなると、世の中の人は皆は苦を抱えて、生きているのだと思えてくる、そして、「人生は苦である」という言葉は、何故か、明るさと覚悟を与えてくれたと書いてあった。
人間考えることはみんな同じだと思った。
大抵の場合、世の中に起こりうることは良いことも起こり売れば、悪いこともおこり、長く見ると、その両方は五分五分であるようだ。
そんな経験から、「人生はトータルするとプラス・マイナスゼロ」と考えるのは、私が人生において苦しい時に、自分を前向きにさせたい時に考え付いた語句である。
そして、人生において、楽しい時もまた、「人生はトータルするとプラス・マイナスゼロ」と考えて、自分を戒め、あまり浮かれて、周りが見えなくなるのを注意した。
今までの長い人生、数年単位で考えて見ても、「人生はトータルするとプラス・マイナスゼロ」であるように思う。
幸福と不幸の波は、私を人生という水面に浮かべながら、私を上下に動かし、時と共に過ぎ去っていくようです。
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