・・・日本でのエコカーについての自動車メーカーの動向は三つの方向に分かれています。
一つはトヨタ、ホンダの二社が中心でハイブリッドタイプの車。
二つ目は日産、三菱の電気自動車。
三つ目はマツダのエコエンジン車。
・・・私が25日のNHKスペッシャル「自動車革命②中国13万円 ! 電気自動車」を見て、三つの日本の自動車メーカーの動向の中で、日産の戦略が日本の大メーカーの中で一番いい方向ではないかという感想を持った。
・・・放送の中で、13万円の電気自動車を作っている中国のメーカーはまったくの車づくり素人の二十人くらいの会社でした。
彼らの会社は山東省にある車部品が簡単に手に入る街で車を作っていました。
車の技術程度とか値段は別にして、こんなメーカーでも20台/月の電気自動車が作れるくらい、電気自動車の場合は車づくりが簡単であるということです。
ガソリンエンジン車では、例え簡単な車でも、売るとなると、とても二十人の素人では無理です。
インドで大きな自動車メーカーが25万円くらいで自動車を作って話題になりましたが、この放送の内容を見ていると、電気自動車はガソリン車以上に、これからの大衆の自動車としての可能性を秘めているように感じました。
・・・それらの観点から、当面の間に、直感ですが、日産自動車・三菱自動車の戦略は日本の大企業の自動車メーカーとしては一歩先んじてる気がするので、トヨタ、ホンダよりこれから、業績が伸びるかもしれません。
・・・しかしながら、長期的(十年程度)にみると、電気自動車は部品点数が少なくて済むので、今の自動車の部品メーカーはガソリンエンジン車をベースにした部品づくりをしているので、メーカー数は激減することでしょう。
更に電気自動車の良し悪しを決めるのはバッテリーです。それもLi電池は資源を中国の抑えられているので、レアーアースを使わないLi電池とは違う電池が開発され、それに成功したメーカーが自動車産業を制すると思われます。
・・・更に、アメリカのGoogle などが主体に展開しているエネルギーシステムの中で、自動車のバッテリを社会のエネルギーの蓄電システムに使おうと考えています。
その方向からもバッテリーの開発を制する企業がこれからのエネルギー戦略を制するように思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます