僕の釣行記で毎回のように登場するのはハイピッチャー。ご覧のとおり,在庫は20個を軽く超える。スピナベBOXはあと3つもあるからね。
以前は,バイブラシャフト,ブルドッグ,アイアンスピンマグナム,メガバスV-3,デルタフォース,そしてPDLハーフスピンが主戦力となってきたが,この10年,たしかにハイピッチャーが主戦力だ。
正確にいつだったかは記憶にないが,近所のベリーで800円で新品が特価販売されていたのが購入のきっかけ。タンデムブレードだったので改造も自由にできるし,ということで買い始めたのだ。
その後,リアブレードを主にコロラド4番・インディアナ4番に改造して「ブルブル」くる改造スピナーベイトとして,僕の「基準ルアー」になった。
まさに「サーチルアー」であり,「勝負ルアー」であるというのが僕の評価。
ともかくハードルアーで10年,基本形態をを変えずに販売してきたこと,なにより支えられてきたことは偉業だ。振り返ってみよう。10年前から現役新品販売好調のルアーはそうはないだろう
バイブラシャフトやランバドールⅡなど,僕にとってのスピナーベイトとは「水郷エリアで真冬以外なら必ず投げるルアー」だし,釣り人に聞かれたら「まずはハイピッチャーを買ってみて」といえるぐらいに信頼している。
ただし,個人的にノーマルのまま使えるのはWウィローのみだとも思う。タンデムウィロー,それもホワイト系のスカートだと振動が少なくて,ヘッド揺れが少ないから釣れる気分が激減する。
そう,不思議なことに,Wウィローの振動は結構なものがあるのがこのルアーの面白い特長。さすがにスーパーイラプションほどではないが,明らかに「使える」と確信したのも事実。
パクリの「サスクワッチ」がでたときも嬉しかった。パクリだからダメかというと,これがバカにできない釣れ方。いや,200円ほど安価なので重宝している。
個人的にスカートカラーは,「スパークホワイトチャート」「ビビッドパールホワイト」「インパクトライムチャート」「サンフィシュタイガー」 の4種に圧倒的に実績があるが,基本的に「好み」が重要だと思う。
いや,何度もかくけど,オカッパリだからこそ「ヘッド重量は1/2ozが基本」だと思う。まずは飛距離。そしてキャスト精度。応用性。そのどれもが,1/2ozの重量なしでは非常にやりにくい。「風が吹いたらスピナーベイト」を試すには,向かい風に強い重量は必須だ。
書き出すとキリがないけど,ラインも重要。僕は「見えるナイロン20LB」を基本にしている。それは,ワーム同様ラインの動きでアタリがとれるから。クリアなラインはなんとも使いにくい。蛍光イエローは目立ちすぎだが,大昔のアプロードFXみたいなパステルブルーカラーはほしいなあ。しかし,人気がでないだろうね。
竿は,僕はフォースグランディスだけで十分だと思う。この竿ならなんでもできる ワームからクランク,本当になにもかも。究極の選択なら僕はこの1本だ。事実,この1本だけで釣っていることが大変多い。
話がだいぶそれたが,まだまだ販売されていてほしい。それだけが僕の願いである。まあ,僕の在庫はあと10年は戦える,だろうけどもね。