タカタ製エアバッグ、国内でも20万台を追加リコールへ(朝日新聞) - goo ニュース
カローラも,21世紀仕様からはリコール対象になっていた。残念なことである。
問題は,大量リコールの背景にある「海外生産シフト」である。
写真の70カローラは,間違いなく全世界販売台数一位(単独車名での)を築いた「メイド・イン・ジャパン」の結晶だ。技術者とユーザー,販売店,いろいろな意見と努力が重なって,結果として世界一になったのだと思う。そして僕も子供ながらに,「カローラこそNo.1」と記憶した。当時の新聞はカローラの広告ばっかりだったしね。
70カローラの偉業を知る人間は,実はトヨタ販売店にも少ない。若いオネエチャンやオニイチャンに訊いてみるとよい。4AGも2TGも知らない。「ツインカムのトヨタ」を維持したからこそ,後のAE86が出来たことも知らない。
過去の成功パターンにはまっていると失敗するのは定石ではある。しかし,歴史を勉強しないのは明らかにもったいない。
過去の失敗をどのように克服したか。強烈な排気ガス規制を乗り越えたEFIの開発など,トヨタを含め日本の自動車・会社は,ものづくりの根幹を,この70カローラから学びとる必要が,いまなお必要だと思う。