すっかり水が元通り。さらに難しくなっていたようだ。
事前の約束通り,Kさんとメトロリバーへ行く。ニシネ師匠からは「雨が降っているので来週に」と連絡がきたが,僕の方面ではもう晴れていたから心配なく7時すぎに出発。
だがしかし,メトロリバーに着くと,Kさんとそのお知り合いという常連さんをもってしても攻略不能。
冷静に観察すれば,台風による影響で水がすっかり入れ替わったためなのか,バスもナマズもバイトしてくることがない。
8時30分から開始した釣りは,幸い天候だけには恵まれたが,釣れない天候はつまらない。ここのところ濁りが出ていて「ナマズ,カモーン」なんて浮かれていたが,ナマズがジャンプしたのをかろうじて見ただけである。
昼食後に上流に移動すると,相変わらず魚の反応はないが,岸でピシャピシャやっている。どうやら,魚が居るようだ。
2匹のアユがコロガシ仕掛けに引っかかっていた。アユの恩返しに期待したい。
コロガシ仕掛けがさび付いて,アユのお腹にブッサリと刺さっていた。外しても外さなくても死んでしまう状態だったが,さすがに無視できない。
それにしても「香魚」とはよくいったもので,たしかにスイカの臭いがする。冷静に,放流しないで持ち帰って食べればよかったと思っても,それは後の祭りである。
コイ釣りのおじさん(自分もバス釣りおじさん)が「おつかれさまでした」と,好ポイントを譲ってくれたが,僕には嬉しい昆虫観察の時間がやってきただけである。
イナゴ,そしてトノサマバッタのつがい。秋になった。セミが鳴いていない。
ススキの穂が出ているし,コオロギが鳴いている草むらは,秋の装いを深めている。そして,小雨がぱらついてきたので,今日はもう出家のまま2人で帰宅しようと,トボトボ駅に向かっていた。
だが,僕は「忍虫」ブラックのベイトフィネスを片付けなかった。近くの用水路で容易にコイが釣れるので,物は試しである。
5匹ぐらいの集団はすぐに逃げたが,上流に「エサ,待ち構えてます」状態のコイを発見。「忍虫」出動....と同時にバックリ咥えて,またもやZODIAS破壊の危機。
Kさんのタモで救ってもらった70UP。
上顎ガッツリフッキングしていた。それなのに,流れのある場所にいるコイと来たらそのパワー,尋常ではない。コイ釣りの仕掛けなら楽々上がろうが,やはり竿が細すぎるということだ。次回はMパワーの1610M-2で釣ってやろう(全然懲りてない)。
これで完全出家ではないが,帳尻合わせ感が半端ない。そもそも,簡単すぎるコイ釣りは意味がないように思うのだ。エサを使ったほうがはるかにテクニカルに思えるコイ釣り。「忍虫」は,最後の最後までコイ必殺ワームになってしまうのであろうか
ノバラで切れたズボン。血も出ていた。捨てよう。
気が付くと,足がご覧のとおり。半ズボンで釣りに行かない積極的理由はこれである。
さて,大幅に川の流れが変わったメトロリバー。コイを釣るのは容易だが,僕としてはバスかナマズを釣りたい。ニゴイはもっと釣りたい。
次回,一応の目安をつけたが,そろそろ開拓もしてみる必要がありそうだ。川の流れが変わったのだから,すべてをリセットしてやりなおそうか