ラジオを聴きたい,いや,そういう仕事というかアルバイトを3年ほどしていた。父の手伝いだったが。毎日自動車の運転ばかりで,MTが大嫌いになったんだ。
気がつくと,電波の関係でTBSばかり。そのおかげで「東京ダイヤル954」「子供電話相談室」などを非常によく聞いていた。「永六輔」関係もかなりマジメに聞いていた。
釣りにクルマで行っていたときは「宮川賢のパカパカ行進曲」を聞くために,15時までに釣りをやめるということをしていた。
携帯ではFMが受信できるが,FMにはいまいち馴染みがない。ワイドFMで聞くAM放送は,かつてのAMステレオ同様,違和感がある。だから,ガラケーでラジオは聞かない。いや,ヘッドフォンが嫌なんですよ。
番組は固定していなかったが,そもそも運転中にラジオ操作するのも危険なのでTBSかNHKばかりが多い。
そのおかげで,釣りにクルマで行っていたときは,往復6時間以上ラジオを聞いていた。CDもカセットも20代の頃が最盛期だった。
ラジオが一番ありがたいと思ったのは,間違いなく2011/03/11の震災時。
TVが会社になく,スマホもガラケーも電池切れになる。だから,手回し充電のできるラジオを会社に常備している。
TVよりもむしろ身近かな。
クルマを手放したので,自宅からクルマでは釣行できない。それでも,水郷が気になる。さすがに四半世紀通っていたからなあ。
実際の釣果は,自分の過去のレポートを観ると意外に釣れていない。しかし,メトロのような出家隣り合わせでもない。最悪でも2-3匹は釣れると思いたい。
いろいろルートを比較してみたが,とりあえず記録しておこう。
【電車だけで行く】
水郷でなく,土浦も範囲に含めれば余裕。しかし,土浦が余裕で釣れるポイントになっていない。テクニックが及ばない。土浦で釣れたのは2000年代初頭までである。
十二橋駅で降りて,あとはひたすら与田浦という手段も考えた。しかし,与田浦は非常にムラがある。底荒れしていたら釣れないのは知っているし,あやめ観光の多い時期はとくに厳しい。
【電車(高速バス)とレンタカーで行く】
取手まで電車で行くことができる。そこでレンタカーを借りる。これを第一に考えた。
しかし,取手から水郷まで実は50キロ以上離れている。これは遠いし,疲れる。取手で8時スタートではあまりにも釣りの時間が少ない。
なんとかして,潮来か佐原まで行ければと探していると「高速バス」という手段があることに気がつく。佐原に行けるバスが実はかなり少ないので却下。
高速バスの発着所は知っている。そして,鹿島セントラルホテル(神栖)が停留場になっている。バスの間隔は実に20分に1本。これは通勤バスのようだ。事実定期券もある。
鹿島セントラルホテルの近くに,レンタカー店が2つある。これで決まりだ。8時過ぎに到着して夕暮れまでやっても東京駅まで寝て帰宅できる。Suicaで高速バスなんて不思議だが,完全に通勤バスなんだろう。
ちなみに,バス往復代金が3500円チョイ。レンタカーがたぶん4000円程度(ガソリン代次第)。
こう書くと「7500円もかかるじゃないか」と思うだろうが,釣りにしかクルマを使わない自分の駐車場代金は月額2万円オーバー。他の維持費も考慮すると,約20年クルマを維持していたのはもはや奇跡だ。
もうこの時点で,マイカー維持をしなくてよいことに気がつく。そもそも,欲しいクルマがまったくないんだ。いまの若者の気持ちがわかるなあ。
八郎潟も琵琶湖も,どこへでもこのような作戦で対応できる。
【電車とチャリ(輪行)で行く】
2003年に何度か実行済み。そのときは会社の給料が猛烈に下がって,同時にクルマも壊れてやる気がなくなっていた。
だが,自転車で国道を走るのは結構危険。釣り竿担いで走るのはかなり危ない。
いや,とにかく自転車では移動が厳しい。雨が降ったらもうダメだ。移動しない釣りならメトロで十分だ。
【タックルについて】
道具を改めて整理すると,メトロ用と水郷用はまったく別もの。ルアーはいくらでも水郷用のものがあったが,竿がいまいちパワー不足なので,Mパワーの2ピースを購入決定した。MLだとスピナベでフッキングできないような感じ。6/17のバラシは,やっぱり竿で「バシ」とアワセていないのだろう。
釣り場所はほぼ把握しているが,とにかく「投げて巻く」基本動作で釣りたいし,それだけが目標。そのための釣りがしたい。関東にはここしかない。
結果しだいだが,月一で勝負してもよいだろう。7-8月の水郷はいくらでも釣れたが,2年のブランクがどうなるか。
さあ,予約も準備も完了。あとは週末に行くだけだ。雨が降っていても,今季新規導入のカッパとブーツがあるので大丈夫のはず。
朝から2連続バラシでNポイントに行ってみた。
濁っていたメトロリバー。これはクランクでのチャンス到来だ。
だが,ルアーの力と自分の力(もしかすると竿のパワーも)がアンバランス。スティーズクランク,それも珍しくキンクロ(サイレント)で「ゴーン」とあたって,思い切りドラグを引き出されてバレました...。たぶん,記録級のナマズです。
持っているルアーをいろいろやってみると,ミノーではアピールが弱い。クリアじゃないのでまったく効かないというか,ミノーで釣ったことがないんだ。
そこで,ベイトX。それはメガバスで唯一信頼しているクランクというかシャッドというか微妙なルアーにすると,これまたヒット しかし,今度は真横に急激にパワーが入ります。
あっというまに連続バラシ。かなり落ち込んでくたびれ大橋に移動。
キャロでも乗らないぞおおお。またこの弁当の季節になってきた。
あらかじめ準備してきた,ベイトでのキャロライナ。ラインはGT-R・MH12LB・シンカー7g・リーダー80cm・ワームはドライブスティック3.5インチである。
すると,わずか2投目で「コーン」とアタル。軽いアタリだが魚である。思い切りストロークをとって合わせると,何もかかってこなかったあああ。
結局8時30分から14時までやってみると,アタリは3回。それにしてもバレルし,濁りのせいなのかいままでにないアオミドロが引っかかって釣りにくい。
そんなわけで冒頭の写真のように電車で移動。
やっぱり季節ではないNポイント対岸。ここは4月頭で終わり。
昨年も「季節じゃないよなあ」と思いつつ行ってみたNポイント。やっぱり周囲で誰も釣れていない。そもそも「何が釣れるんですか」と話しかけてきたお兄さんはワームがついていたのに,それはバスを狙っているんじゃなくて,ニゴイとかコイとかナマズとか,全部羨ましい魚ですかね
それでも18時まで頑張った釣り。我ながら妙な持久力があります。水郷時代では考えられない持久力。まあ,確実に睡眠しているからでしょうけどね。
さて,次回は水郷に復帰予定。いろいろ調べると,潮来まで高速バス。そこからレンタカーを借りれば釣りができる。夏限定でやってみる価値がある。ポイントは熟知しているし。
まあ,よほどの悪天候なら中止しますが,ライトリグに頼り切らない釣りを実行したいものだ。