オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【報道特集】ネオニコ系農薬。これはおそらく第二のDDTの可能性もあるのでは?

2023年05月14日 08時03分07秒 | オズマの考える政治・経済問題

ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】

 元々はoiさんのブログから知った情報である。

 そして詳しく見ると「魚の減った時期」が霞ヶ浦にもほぼ同じ実感がある。

 とにかく農薬散布は凄まじく,危険性のあまりに「いついつヘリで撒くから注意してください」警告が,水郷から柏まで,およそ田園地帯一帯にあった(片道50キロ,両岸で100キロに及ぶ)。

 散布後はザリガニは死んでいたし,ザリガニがたんぼから脱走している姿をみたこともある。

 そして,自身への体調悪化の影響もあったので,まさにおそるべき農薬体験だった。当時は「ネオニコチノイド」という言葉を知らなかったが。

 ふりかえってメトロリバー。周囲に田園など皆無で,あるのはせいぜい個人経営の農家。林も山もあるが,よい意味では「人間にとっての有益」さに利用されつくしていない。

 いや,1970年代に完全に「生態系撹乱」が起きているから,もはや昔からの生態系などないのだ。そしていま,農薬散布など感じたことはない。そのお陰なのか,魚が減ったという実感はない。

 農薬の恐怖といえば生物濃縮である。DDTに有名な,高次消費者になればなるほど体内に蓄積されていく深刻な問題

 日本のもっとも無策なところは「人体に直接の被害」がないと法律改正しないことだ。イタイイタイ病,水俣病。当時は公害病と言われていたが,正体は「政府の無策」であろう。

 この問題は,生物学を少しでもかじったりしていれば想像に難くない事実。

 だが一方で,かつて農家の伯父が存命だったときに「無農薬やら有機栽培でコメはつくられねえっぺ」と正直な話があったのも事実

 農業と水産業,そして人命。はかりにかけることは難しいが,バランスをとった政策が必要である

 同時に,そういえばメトロリバーに行きだしてから,人体への農薬被害を直接感じなくなってしまったことは,ある意味不運だとも思っている(水郷の水は飲めないがメトロリバーの水は飲んでも死なないというぐらいに水質が違う)。