オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【テロが消えない理由】自由主義も「原理主義」!

2016年03月26日 20時56分15秒 | オズマの考える政治・経済問題

パリ実行犯が計画か=二つのテロ、関連解明急ぐ―ベルギー

 テロはあまりにも無残である。

 だが,9.11以降,テロは減るどころか増えるばかり。

 根本に「原理主義」があると考えるのが,いまのところ僕の理屈である。

 原理主義というと,「イスラム原理主義」「過激派」という意味だけでとらえられることがほとんどだが,漢字の意味をそのまま解釈すれば「他の考えを認めない主義」だ。

 EUやアメリカが過激派のタ-ゲットになる理由はここにある。つまり,「自由主義こそ正しい」と喧伝するのも「原理主義」であり,それは過激派にとって「邪悪な原理主義」なのだ。

 もっと端的に解釈すれば,現代のテロは「原理主義と原理主義の不毛な戦い」であるといって過言でなかろう。

 浜矩子教授がよくいわれる「EUの限界」について,僕もEU設立当初から浜矩子氏と同じ危惧を得ている。通貨も文化も違う国,世界観が違う国,それを一つにするのは容易でないと。

 日本もテロのターゲットであることはたしかだし,現実に北朝鮮の行動は目に余る。しかし,ここで短気になればかえって北朝鮮の思うつぼ。いまのところ,日本の処置はだいたいは正しい。ベストではないが刺激しない方がよい。

 日本は,アミニズム根付く「多宗教・八百万の神」国家。

 四方を海に囲まれ,自然との協調なしに成長できないことを先達は教えてくれている。それを物語っているのが,一つに水辺にある「水神様」である。メトロリバーにもたくさんある。

 日本ができることは,おそらくほかの国家にはなかなか理解できない「多様な価値観の共有」の重要性を説くこと。

 テロは,恨んでも,呪っても,根絶やしにもできない。

 もう,自由主義こそ一番という呪縛から世界全体が離れ,それぞれの国家にあった価値観で世界を創っていければと思う。ネットの時代である。共有されるものは自然と共有されるであろう。

 誠に難しい問題だが,日本だからこそできることがあると確信している。


この記事についてブログを書く
« 【シマノ・ダイワのベイトO... | トップ | ブログをやってみると,自分... »
最新の画像もっと見る

オズマの考える政治・経済問題」カテゴリの最新記事