「クロアゲハ」といきなり書いたのは,間違いなくoiさんのおかげである。
oiさん宅にもキンカンがあり,同じようにクロアゲハがやってきて幼虫にまではなるが,その後がわからないということなのだ。
僕も「チョウ図鑑」を見ては「キアゲハではなさそう,ましてやアオスジアゲハではもちろんない」ぐらいはわかっていたのだが。
さて,すっかり存在を忘れていたら,家族が「見つけた」という。
そしてたしかに,もう動かなくなっていた。
このままいけばこの姿勢で越冬だ。
いつだったか,このような形からいきなりサナギに代わり,サナギから春まで実に長いことがあった。
気がつけば,サナギの殻が残っていたのがよい思い出である。
そして当然この個体もただ見守るしかない。
雪も降るだろう。雨も降るだろう。
しかし,容易に自然には手出ししないのは重要である。
天災もあるし寄生虫もあり得るので,本当に厳しい昆虫の世界。
その厳しさに耐える姿勢を僕も見習おうとさえ想う今日このごろである。