20TATULA-SV-TW,やっぱりOHしてみよう。
フリマでは「OHをしてあります」との触れ込みだったが,果たして届いたそれは「汚れがすぐにわかる」レベルだった。
「若干シャリシャリいう」とも書いてあったが,気にせずバラしてみる。ダイワは10mmBOXレンチとマイナスドライバー3番,さらにはマイクロドライバーのプラス,そして老眼対策のピンセットがあれば,基本的に「隠しネジ」がないのでバラシやすい
。
汚れが堆積しています。これは徹底洗浄コースに変更だ
。
パーツクリーナーで吹いても落ちない泥汚れのようなものが内部に蓄積していた。幸いベアリングは生きているが,まずは汚れを落とすために禁断の「マジックリン洗浄」だ。
かつて,ニシネ師匠のリールOHをしたときに考えた技。油汚れにはマジックリン。ハブラシでガシガシ磨いてみると,このリールもきれいになった。そして,乾燥させるために1時間ほど放置する。いや,もちろん拭き取ってはいますよ。
この間に,ベアリング洗浄(グリス抜きで回転をあまりさせるとベアリングが死亡するので注意)・グリス圧入(メインシャフト・メインシャフト支え部分・ピニオンギア支え部分)を行う。
今回はクラッチの分解までやったが,変わらず大変なことになった。組み上げたと思ったらクラッチのバネがビヨヨン
と外れる
。そこを治すとレバーそのものが外れる
。07メタマグのように簡単には修正できないなあ
。
それでも,試行錯誤を繰り返して2時間。こんな感じに仕上がった。
これをOHというのです。ゴミがあってはいけないんです。
ダイワのTWSは構造上ゴミを溜めていると機能が半減する。いや,TWSの意味がない。普段から念入りにハブラシなどで汚れを清浄しよう
メガバスノブも届いたので取り付けて完了。極上だぜ。
新品購入すれば19000円程度だが,今回はノブ込で15600円程度。セルフOHの手間賃は将来への投資だし何より楽しいのでOKだ。
なお,参考にダイワから下の展開図を取り出しておいたのはいうまでもない。こういうとき,つくづくPCの大画面で見ることが出来て作業の助けになるなあ。
そういえば,今日でやっとiOSのグリスがすべてなくなった。追加購入することもないだろう。ABU純正が2本,シマノ純正が1個,ダイワ純正が残りわずかあるからだ。しかし,クラッチ硬めのリールにはiOSのグリスのネバネバ感は効果があるので,どうするかな...。
20TATULA-SV-TWの展開図。PDFをJPEG化して載せておきます。