5/1に2冊同時刊行。ついに累計110万部。子供向けではないかもしれないが。
実際に購入したのは4/30。紙媒体の書籍でないと年々悪化する老眼にキツク,「紙こそすべて」と日々洋紙(≠用紙)業界の方々に感謝
するばかり。
累計ついに110万部 『鬼滅の刃』に比べればたいしたことのない数字だろうけど,僕へのインパクトは何度読み返しても「釣りマンガ」である。八郎潟の哲さんが『86』(≠AE86)というマンガで「(釣りの)新たな世界」を感じているように,僕も「世界」を感じるのである。
プロとアマでは異なる。「つまらない」とはどういうことか
バスプロの大会では「3D魚探」「サイドイメージ」なるものが使われており,僕も実際にその映像を乗船で確認したこともある(哲さん,ありがとうございます
)。それは,「二次反射」で地形を割り出して「魚の居そうな場所」を探すのでなく,「魚のいる向きに合わせてキャストする」ものであり,そうした大会に違和を感じざるを得ない
。
しかし,まさに上のセリフ同様で「プロは生活がかかっている」から行うのであり,それがルールで許されている以上は「アリ」だと思う。
事実,バス釣りの道具進化でいえば,枚挙に暇がない。アマチュアアングラーも大いにプロの恩恵を受けている。
- フロロカーボンライン,PEライン
- タングステンシンカー
- 味と匂いつきのワーム
- 重心移動式ハードルアー
- 高性能・低価格帯ロッド・リール
上記に挙げた5点など,実はバス釣り「進化」のわずかな歴史。スイミングジグ,ブレードジグ,ビッグベイトなどなど,バス釣りの「進化」は確実にアマチュアアングラーに多大な影響を与えているのだ。
それでも,こういう考えもあるということ。
外れても自分の経験値が上がる...。これなんだ
そうなんだ
僕がバス釣りを30年以上続けているのは,「やった 今日はまた何かを感じることが出来た
」というのが一番嬉しい。実は,本場アメリカのバスプロ:リック・クランが来日したとき見た映像と印象深い言葉(=「何かを得た,という体験をもつこと」)が忘れられないのである。
たとえば出家しても「その状況を読みきれなかった自分の甘さ」だと考えるようにしている(実際は悔しいけれど
)。
とくに30UPなら「やった,正解だ」となり,それが普段通ってないポイントであれば「やはりあのときの経験が効いているのか」と思うことが多々ある(通っているメトロリバーでさえ,毎日変化しているし)。
松山英樹のマスターズ優勝のとき,最終日プレーで「身体が緊張でカチコチ」になっているのが見えた。それでも優勝した。あの感動は,けしてバス釣りと異なるものでないと感じた。
それにしても,変わらずゴルフをしていないのに,いくらでもゴルフについて語れるような気がしてきた。