奥多摩湖・峰谷に行ってみると大減水。
家族をこれまで奥多摩に連れて行ってなかった。父には幼い頃から連れてきてもらったが,母とは都合もあわない日が多く,機会を逸していた。
ようやく家族の予定があうようになった,ほぼ平成最後の日。幸い天候はなんとかもちそうなので,奥多摩ドライブを決めた。
自宅から実に2時間半以上かけて到着した奥多摩湖は,家族をして「こんな綺麗な景色があったなんて」である。実際,明らかに空気がよいし,渓谷からは鳥のさえずり・蛙の鳴き声も聞こえる。ああ,本当にここは東京なのかと思うほどに,たしかに西多摩郡・奥多摩町なのだ。
一通り,父と昔の釣り場ポイント巡りをしてみる。父84歳,母80歳。本当にいままで何度もの大病をしてきたが,こうして出かけられることを仏様のご加護だと考えるのは僕の年齢にもよるのだろう。実際,奥多摩でシビックでブイブイ言わせていた峠も,いまは軽1BOXでスルスルである。
丹下堂というところを調べておいた。母はもりそば大盛り650円を。
自分は鹿肉定食を。こちらはご飯と豚汁だが,実に豚汁が美味しい。
鹿肉です。生では食あたりになったけど,ちゃんと加熱すれば大丈夫。定食で1500円。
そばもしっかり大盛りで手打ちのよう。なにより水のよい奥多摩なので何もかもが美味しいような気もするが,事実美味しかった
鹿肉については,かつて1回食べたときはジビエもどきで食あたり。あの苦しさを味わっても,加熱なら大丈夫だろうと思って,やっぱり大丈夫。なんでも奥多摩の鹿を食べられるお店は多くないそうで,この丹下堂は数少ないそのうちの1店なのである。
ちなみに,丹下は丹下でも,段平のおっちゃんは居ませんでした。
さあ,ここからは僕の案内で,都民必須の奥多摩周遊道路に行ってみよう。
標高993m。スマホの3G回線が入ったのにはビックリした。
春が2週間くらい遅いので桜が咲いています。ここで事故ったら死にます,マジで。
奥多摩周遊道路では野生のサルに遭遇したり,軽1BOXであってもMRなのでなぜかコーナリングが意外に楽しく,あっというまに下山した。
だが,ここまで来たのだから小菅村に行かないと 母が大好きな道の駅・こすげに連れて行かないと そうしないと日々の親不孝が帳消しにならないような,いや,とにかく行かないと。
自分は桜マンジュウ130円を。出来たてで美味しかった。
往路は何度もコンビニでトイレ休憩し,つくづくクルマでの移動も面倒だと感じたときもあった。なにより奥多摩までは青梅街道一直線しかルートがなく,片道100キロ近くを往復すると,いくらATとはいえ疲れたのも事実。
それでも軽1BOXのターボはスゴイ。3名乗車でもパワーが有り余っていた。これで,アルトワークスなんて乗ったら絶対自分はまたオカシクなってしまうだろうから,軽1BOXがいろいろな意味でベターな選択だろう。
それにしても,ようやくかなった家族ドライブ。父母の実家はもはやなくお墓参りもない。あと何年こんな生活ができるのかどうかはわからない。でも,とりあえずこの秋に紅葉狩りにでも連れて行ってあげてもよいだろう。
そういえば,2019年初運転だったけど,30年近く運転継続してきたせいか,自分では何も変わってなかったヨ。