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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県久留米市野中町  『 陸軍橋 』

2013-05-05 06:19:08 | 福岡の石橋



久留米競輪場の下にある『 陸軍橋 』




















「 陸軍橋 」 と書かれた親柱








「 昭和17年4月竣工 」 と書かれた親柱







久留米競輪場内へと続く道







橋の袂にある久留米競輪場入場口











久留米競輪場の入り口に池があり、そこに一本の橋が架かっている。
その橋の名を 「 陸軍橋 」 という。
高さ15メートル・幅8メートル・長さ21メートルの橋だが、
左の親柱には 「 陸軍橋 」 、右の親柱には 「 昭和17年4月竣工 」 と銘があります。

かつてはここにドイツ兵の俘虜収容所などがあったと伝え聞くが、
競輪場周辺には多数の墓が存在する。
その最大のものが陸軍墓地である。
というよりも競輪場の敷地全体が久留米の陸軍墓地の跡なのである。
現在も参加選手宿舎裏に忠霊塔があり、その痕跡を感じることが出来る。

陸軍墓地は昭和14年7月に建設が着手され、
2年9ヶ月の歳月と経費25万円、延べ11万2000人の勤労奉仕によって完成したもので、
昭和17年4月10日に竣工式と鎮魂式が執り行われています。
敷地全体は約7万1000平方メートルで、大灯籠・参道・陸軍橋・忠霊塔・
野外講堂・遙拝台などの遺構などがある。

この橋は陸軍の墓に通じるために架けられた橋だったのだろう。
橋の架橋は昭和17年となっているから第2次世界大戦中に架けられたのだろうが、
ただ戦火に遭って破壊されていないのも不思議である。

選手時代を通して久留米競輪場には100回以上来ているが、
競輪選手は池の堤を通って選手専用の通用門から出入りをしていたから、
この橋を渡ることはなかったので、今回初めて渡ったのである。



長崎県島原市  『 モソ瀬灯標 』

2013-05-05 06:17:06 | 長崎の灯台


























所在地 / 長崎県島原市 ( 島原港防波堤灯台の東南東方約450m )
塗色  / 赤色
頭標  / 赤色円すい形頭標1個 付
構造  / 塔形   
構造材質 / コンクリート造
灯質  / モールス符号赤光 毎8秒にA ( ・- )
実効光度  / 実効光度 120カンデラ  
光達距離 /  5.5海里       
頂部までの高さ / 10.87m
平均水面から灯火まの高さ / 10.25m
現用灯器  / LD管制器Ⅱ型   
電球 / D-1
設置、点灯および業務開始年月日 / S.24.12.1



5月5日 ( 端午の節句と立夏の朝 )

2013-05-05 05:56:47 | 朝の風景とその他の風景



散歩道から航空自衛隊の管制塔が見える








南東の空高くに浮かんだ月








午前5時前は夜明け前だ





今日は、5月5日、こどもの日・端午の節句と立夏である。
年間24の節気が来る度に気持ちが新たになる。
今日は仕事が休みだが、いつもと変わらない時間にムサシの散歩に出ると、
南東の空高くに三日月がポッカリと浮かんでいた。
心地良い寒さの中を30分ほど歩いて帰ったが、早起きは気持ちいいものである。

端午は、旧暦では午の月は5月にあたり、この午の月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、
のちに5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったという。
「 端 」 は物のはし、つまり 「 始り 」 という意味で、元々 「 端午 」 は月の始めの午の日のことだった。
後に、 「 午 」 は 「 五 」 に通じることから毎月5日となり、
その中でも数字が重なる5月5日を 「 端午の節句 」 と呼ぶようになったともいう。
同じように、奇数の月番号と日番号が重なる3月3日、7月7日、9月9日も節句になっている。

立夏 ( りっか ) は、二十四節気の第7。四月節 ( 旧暦3月後半 - 4月前半 ) 。
現在広まっている定気法では太陽黄経が45度のときで5月5日ごろ。
暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。
恒気法では冬至から3/8年(約136.97日)後で5月7日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小満前日までで、
夏の気配が感じられるころ。四月節。暦便覧には 「 夏の立つがゆへなり 」 と記されている。
春分と夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までが夏となる。
そろそろ稲の作付けの準備で水を張った田んぼで蛙が鳴き始めるころだろう。

立夏といえば、何故か?リッカアリュールのように競走馬の名前を思い出す。
馬主の立花さんの読みから、リッカという冠名になったのであろうが、
黄色と緑の勝負服が頭に浮かぶ。