「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県多良間島   「 仕上世所跡 」

2013-05-30 05:59:33 | 離島めぐり














イビの広場は古くからウプリ ( 大下り ) といわれる
虫除けの行事が行なわれていた場所として知られている。
その南側にマイドウマリミツ ( 前泊道 ) に面して仕上世所跡がある。

仕上世所とは、本来薩摩への上納のことであるが、多良間では、
まとめて宮古の蔵元に納めていた。
その上納物の一時的納庫のことを 「 仕上世所 」 と言っていた。
その沖合いにはウプフッツーと称する場所がある。

私用のマーラン船などはンガーパマに出入りしたが、
公用船はウプフッツーに停泊して役人の乗り降りや
上納物の積み降ろしを行なっていたと伝えられている。
村からそこに通じる道が 「 多良間ションカニ 」 の歌詞に出て来るマイドウマリミツで、
ウエーンマたちは、その道を通って夫 ( 役人 ) の送り迎えをしていたのである。

また、人頭税制下の上納物は人力で仕上世所かに集積され、
さらにウプフッツーに停泊している船まで人力で運び込まれた。
仕上世所跡の北側に近接して南北1.5m、東西5m、高さ1mの高台があり、
その高台に役人が座して見張りをして指示命令をしたり、
大下り行事の 「 改 ( 人員点呼 ) 」 なども行っていたと伝えられている。




大分県院内の石橋 31 「 久地橋 ( きゅうじばし ) 」

2013-05-30 05:57:26 | 大分の石橋



深い谷の頂部に架かる久地橋








16枚の板石を支える頑丈な桁








一見コンクリートの橋のように見える通路部






難しい字なので読み取れないが下には解禁と刻まれている






橋の下は深い淵になっている






橋の入り口の風景





所在地 /  大分県宇佐市院内町原口 ・ 日岳川
架橋  /  明治初期
石工  /  不明
長さ   /  7.15m   幅   /  1.8m
板厚  /  15cm    
単径間桁橋



久地橋は恵良川の支流になる日岳川の深い谷に架かる橋で、
大きな桁石2本を渡して厚さ15センチの板石を16枚並べたもので、
大分県内でも非常に珍しい桁橋である。

久地橋へのアクセス
久地橋へは、院内インターを過ぎて国道387号線を玖珠方面に向かい、
旧・院内町の中心街を過ぎるとすぐに右に入る国道500号線がある。
その道に入って150mほど行くと左に久地橋の案内板が出ているので
そこから遊歩道を歩いて70mほど行くと橋に行き着く。
駐車は、橋の入り口が遊歩道になっているので、国道沿いの広くなった場所に駐車した。



今年もヤマボウシの花が咲いた。

2013-05-30 05:54:31 | 花・鳥・虫・魚・猫



「 ヤマボウシの花 」



















春から梅雨にかけて我が家の庭には色んな花が咲く。
先日紹介したオオヤマレンゲやスモークツリー。
さらにこれから沙羅双樹などが咲き誇る。
そして本格的な夏を迎え、花の季節から緑の季節へと変わって行く。
また、それはそれで眼に活力を与えてくれる。


ヤマボウシ(山法師、山帽子、学名 Benthamidia japonica )は、
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。

高さ5~10メートル。幹は灰褐色。葉は対生し、
楕円(だえん)形または卵円形で長さ4~12センチ、全縁でやや波打つ。
花は6~7月に開き、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、
その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える。