旧蔵内邸の大広間と神殿
手前の広間から奥の広間へと続く
神殿
奥の広間から見た手前の広間
広間にある家紋が入ったすりガラスの金魚鉢のような灯器
大広間廊下の弓形天井
18畳間が2室続く大広間は炭坑主住宅で最大規模で、
屋久杉を使った弓形天井が連なる24畳の入側縁から庭園が一望できる。
天井高は11.4尺 ( 345cm ) もあり、
奥には5畳の上段と3畳の神殿が並ぶ最も格調の高い部屋である。
広間の手前にある 「 控 間 」
「 控 間 」
床の間と棚が並び、独特の木肌を持つ床柱を用いている。
押入れ内部にも落とし掛けと地袋を設けているのは他に類を見ない。
畳は大広間に敷かれていた建築当初の大正時代のもので、
「 備後手織中継表 」 といい、質の良いイ草の中央部だけ2本使い、
中央で継ぎ合わせて織るため継ぎ目が筋状に見える。
大変丈夫で長持ちし、心地良い感触のある畳である。