「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県築上町  ・  旧蔵内邸 「 大広間 ・ 控間 ・ 神殿 」

2013-05-22 04:55:34 | 近代化産業遺産・土木遺産



旧蔵内邸の大広間と神殿








手前の広間から奥の広間へと続く














神殿






奥の広間から見た手前の広間







広間にある家紋が入ったすりガラスの金魚鉢のような灯器








大広間廊下の弓形天井










18畳間が2室続く大広間は炭坑主住宅で最大規模で、
屋久杉を使った弓形天井が連なる24畳の入側縁から庭園が一望できる。
天井高は11.4尺 ( 345cm ) もあり、
奥には5畳の上段と3畳の神殿が並ぶ最も格調の高い部屋である。






広間の手前にある 「 控 間 」







「 控 間 」








床の間と棚が並び、独特の木肌を持つ床柱を用いている。
押入れ内部にも落とし掛けと地袋を設けているのは他に類を見ない。
畳は大広間に敷かれていた建築当初の大正時代のもので、
「 備後手織中継表 」 といい、質の良いイ草の中央部だけ2本使い、
中央で継ぎ合わせて織るため継ぎ目が筋状に見える。
大変丈夫で長持ちし、心地良い感触のある畳である。









鹿児島県奄美市笠利町にある 『 歴史民俗資料館 』

2013-05-22 04:52:34 | 離島めぐり
























奄美地方で見られる 「 トゥール墓 ( 近世墓 ) 」







資料館に置いてある 「 ソテツの実 」





奄美大島の北部に位置する笠利町。
そこにある 「 アヤマル岬 」 の方へ入って行くと
道沿いの左側に 「 歴史民俗資料館 」 がある。
奄美の行政区分は鹿児島だが、文化は鹿児島でもなく沖縄でもない奄美独特なものがある。



大分県院内の石橋 29 「 大副池橋 」

2013-05-22 04:48:58 | 大分の石橋



暗渠のような池に繋がる大副池橋







橋の底部にも石が敷かれてある







大きな石桁で橋を支えている







橋の側面の石積み








自然石を積み上げて橋脚にしその上に桁を載せている








池への流れ込み口がある下流側







橋の下流にある大副池




所在地 /  大分県宇佐市院内町大副
架橋  /  不明
石工  /  不明
長さ   /  6.0m    幅   /   3.8m
拱矢  /  1.5m    径間  /   0.9m
桁厚  /   20㎝   
桁橋


大副池橋は、大副池に流れ込む小さな谷川に架かる暗渠のような橋である。
周りはブロックなどで整備され、通行部分もコンクリートで拡幅されているため石橋だとは気付き難い。
壁石や橋脚となる部分は自然の大きな栗石が使われており、
その上に桁を載せただけの簡単な石橋である。


大副池橋へのアクセス
大副池橋へは大重見橋から旧・院内役場方面に坂を登ってトンネルを下りると、
カーブした先に写真のような池が見えるので、その池の方向に真っ直ぐ細い道を入って200m
ほど行った場所に架かっている。
駐車は、橋の袂の広くなった場所に止められる。