
沖縄県本部町山里 「 円錐カルスト 」
本部町の山里から大堂にかけて、
中生代三畳紀(今から約2億年前)の古い石灰岩が雨風に溶かされ、
円錐状の小さな山がいくつもそびえ立つ。
亜熱帯性気候がつくりだした自然の彫刻で、わが国唯一の円錐カルストである。
カルスト地形は、雨水や地下水により石灰岩が溶かされて出来る
デコボコの地形のことをいう。
一般にくぼ地は地下水による洞くつの形成と、
その上の 地表面における雨水の洞くつへの流れ込みにより作られる。
規模が大きくなるにつれドリーネ、ウバーレ、ポリエと呼ばれ、
凸地形としては円錐状に突き出した円錐カルストがある。