毎週金曜日に放送されるNHK福岡放送局の番組に、 「 きん☆すた 」 という番組がある。
その番組の企画に 「 そこに島がある限り 」 というタイトルで、
スターにしきのあきらがいろんな離島を訪ねるのだが、
それが沖縄県の南大東島を城之内早苗と島を巡る旅だった。
南大東島は沖縄本島・那覇から東へ約360キロ、
那覇から飛行機で1時間余りの太平洋上に浮かぶ島である。
島には高校がないため、中学を卒業すると高校や就職に行くために親元を離れ
沖縄本島へと生まれ島を離れて行かなければならない。
そんな島の中学生を中心とした民謡グループ 「 ボロジノ娘 」 。
ボロジノとは、1820年にロシアの艦船ボロジノ号が航海の途中で現在の大東諸島を発見し、
その船の名前から 「 ボロジノ 」 と名付け、欧米の地図にも記載された歴史を持つ南大東島。
「 ボロジノ 」 の名は今も地元に親しまれ、三線教室に通う子どもたちで構成する
民謡グループにも 「 ボロジノ娘 」 と名付けられた。
そんな彼女たちの唄う歌に、にしきのあきらが思わず涙する。
番組の中で流れた 「 おじゃりやれ 」 や 「 アバヨーイ 」 。
その唄が聴きたくて那覇の 「 大東そば 」 で訪ねると、
あちこち電話してCDを置いている高良レコード店を探し出してくれた。
南大東島の中学生が島を出て行くまでのことを映画にした 「 旅立ちの島唄・十五の春 」 がある。
その中でも、アバヨーイなどが唄われる。
北も南も大東島は、一度は訪れたい島である。
※ おじゃりやれ ( いらっしゃい ) ・アバヨーイ ( さようなら )