




















去年 「 人生の楽園 」 で紹介された 「 コッテージ・スモーキー 」 。
そのテレビを見て、 「 一度は泊まってみたい 」 と思っていた宿である。
それで予約を取って五島に渡り、一宿一飯ではないが、
一泊二食のお世話になったわけである。
佐藤さん夫婦がカリブ海の島で14年暮らし、
そして老後移住したのが長崎県五島列島福江島の
福江市から約30分のところにある半泊 ( はんどまり ) 地区である。
かつてカクレキリシタンがこの地で生活するのに場所が狭く、
半分しかこの地に残らなかったことから 「 半泊 」 になった地名である。
「 コテージ・スモーキー 」 は1組だけ泊まれる贅沢なコテージで、
” 薪ストーブの煙 ” がその名の由来だそうです。
風呂はもちろん、薪で沸かす五右衛門風呂です。
ボクは一人で、半泊の自然と、
コッテージ・スモーキーの自由でスローな贅沢な時間を独占したが、
ここは、プライベートでの生活が満喫できる設備が完備されているので
家族連れや友達と行くのには最適だと思う。
ボクが一人だったので、奥さんが風呂を沸かしてくれ、
自炊するつもりだったけど、料理も作ってくれた。
キビナゴやアジは間伏の西さんから捕れたての物を頂き刺し身にしてくれた。
手料理の鍋や漬物などを当てに久米仙を飲んだが、
どの料理も新鮮で美味しかった。
「 コッテージ・スモーキー 」 では、塩作り体験や
日本蜜蜂の養蜂の体験で採蜜やピザ作り、さらに里山整備味噌作り、
そして五島の半泊湾での釣りやシュノーケリングなどのほか、
山ではトレッキング、山菜採り、椿の実採取などなどが楽しめる。
佐藤さん夫妻とは色んな話をたくさんした。
ご主人とは嵯峨島に一緒に行き、
間伏集落の奥にある糸串鼻灯台まで山道を20分かけて歩いて行った。
海外生活のこと、島のこと、議会のこと、競輪のこと、
沖縄のこと、琉球王朝のこと、土木工事のこと、学校教育のこと、
馬の絵のこと、個展のこと、教会のこと、墓のこと、
それはもう、いろんな方面の話を車の中やストーブの温もりの中でたくさん話した。
「 また、会いたい 」 と思わせる素敵な佐藤さん夫妻だった。
そして、「 またゆっくりと泊まりたい 」 と思ったコッテージ・スモーキーだった。
「 コッテージ・スモーキー 」
住所 / 長崎県五島市戸岐町1224
電話 / 0959-73-0383