

かつての馬場跡の一部が残っている


馬場の手前500mほどの所にある 「 済井出ビーチ 」
屋我地島に渡り、済井出ビーチで 「 ンマーハシラセ 」 のことを訊ねると、
「 聖ルカ保育園と市営住宅の間にあるから 」 と、そこまでの道を教えてくれた。
今でこそ、名護の真喜屋から奥武島、奥武島から屋我地大橋で屋我地島へとつながり、
さらには屋我地島の運天原から今帰仁村の天底までワルミ大橋でつながり、
屋我地島は島のイメージが薄れてきたが、
屋我地島が単独の島だったころ、済井出で競馬が行われていた。
当時は、唯一のお祭りの催し物として行われていたと言われている。
そんな馬場跡が聖ルカ保育園の横に残っている。
そこには 「 済井出のアコウ 」 の大きな木があり、
ここで馬も人も涼を取って休んでいたのだろう。
馬場はアコウの木から直線で150mほどあり、幅員も20m近くある。
軽やかな馬のダクに酔いしれ、さらには島酒にも酔いしれて、
競馬の後はカチャーシーを賑やかに踊ったのであろう。