「ペンギンのタマゴどすえ。」 越前松島水族館のフンボルトさん、タマゴを見せてくれました。
こんなオープンの穴ぼこ巣では雨が降ったら困るのでは?
そうなんですが、たまたまこの場合「残念タマゴ」でして。しばらく抱卵させて満足したら取り上げることになっていると聞きました。
こちらは京都水族館のケープ父。タマゴを抱卵嚢(ほうらんのう)にフィットさせているところです。
ペンギンのハラの下の方に、縫い目みたいな縦線があるのですが、お気づきでしょうか? 繁殖期になると目立ちます。そこ、というか、その中が抱卵嚢。
断熱効果の高い羽ごしでは体温がタマゴに伝わりません。そこで、皮膚をピッタリとタマゴにくっつけるために、羽の生えてない部分があるのです。
向きを変えたりいろいろやってましたが、タマゴがハラの下にうまくおさまりました。お次はケープ母が抱卵係を身体ごとガードします。これで抱卵態勢が完成。