越前松島水族館、10年ほど前に初めて見た時のフンボルトプール。
陸場は白い防水塗装に全面プラスチックマット敷きで、足の裏が常に濡れた状態になるのを防いでいました。
当時はよく見られた、氷イメージかつ人工的なスタイルですね。
数年後、陸場を改装。一面に丸い砂利石をコンクリートに埋め込んであります。イボイボ足裏健康床と私は呼んでおりました。
平らな床だと、足の裏のいつも同じところ(膨らんでいるポイント何ヶ所か)に体重がかかり、好ましくありません。
これなら、立つ位置が変わればグリグリの当たる場所が変わります。また、水浸しも防ぐことができます。掃除は手間がかかりますが、ペンギンのためなら!と飼育員さんはおっしゃってました。
そして、ペンギンプールの敷地が増えました。
イボイボ足裏健康床と行き来自由になっているプールつきの細長い区画に、自然の土が入ってます。サボテンはフェイクながら、野生生息地のムードを盛り上げております。
最初はサボテンプール派は少なかったのですが、やがて穴掘り放題の魅力に取り憑かれた個体が増えました。
そして、ご覧ください、移転した現在のフンボルトプール。陸場はほぼ全面が野生生息地再現スタイル。
陸場にかかった屋根が、北陸の海辺を『サボテンの生える乾燥した海岸』に近づけるべく健闘しております。
もちろん穴は掘り放題。巣穴覆いは満室状態の大盛況。あとは繁殖あるのみ。がんばれ、越前のフンボルト!