Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

吉兆とヨハニの乱痴気

2006-06-24 | ワールドカップ06・10・14
ドイツチームは、本日夕刻にスヴェーデンといよいよ決勝トーナメントを戦う。イングランド戦を引き分けに持ち込んだ力は恐れるに足る。スヴェーデンなら勝てると言う意識があるので、この時点でイングランドとドイツがあたらなかったことを感謝しなければいけないだろう。

先日伝えたブラウンベアーは未だに捕獲されていない。前回優勝したときにも同じような騒ぎがあったとかで、慶兆として受け止められている。ベアーは、断るまでもなくゲルマン人とって特別な意味を持っている。決勝地ベルリンの市旗を見ろ。

それに本日はなんと言ってもヨハニの日。もし勝利する事があればミュンヘンの夜の乱痴気騒ぎは最高潮となろう。スヴェーデン人も同じゲルマン系なのでいずれにせよとなる。

更に夜ライプツィッヒでのアルゼンチン対メキシコもハイレヴェルの戦いとなろう。実力のあるどのチームも予選リーグでのアイドリングを経て調子を上げつつあるので、ここで一気に本格的な祭りとなりそうだ。

昨晩は韓国がスイスに敗北してアジア勢はオセアニアのオーストラリアを除くと全滅した。日中はケルンの街中で韓国舞踊の鐘太鼓が喧しく響いていた。あの騒々しさとシャーマニズムを髣髴させる押し付け強さはパンソリの「怨念」とかの文字を呼び起こす。

髪を虎刈りのように染めた韓国選手がゴールを決める事が出来なかったようだが、バーゼルで働いていると言うから、本人にとってはその方が良かったのかもしれない。兵役免除などと言う「気が効いている様で馬鹿げたご褒美」を出しているような共和国が勝ち進んで貰ってはいけない。

絶えず同胞の敵対国家と臨戦体制にある国家が兵役を実施しているのは不思議でもなんでもないが、決勝進出を争ったのが国民皆兵のスイス連邦共和国となると、兵役への考え方が問われる。国民皆兵といってもだれもその義務を喜んでいるわけではない。それでも免除する考え方は、プロスポーツとは言えそれを愚弄し、兵役自体をも辱めているような感じを与える。言い換えるならば否定的なパトリオティズムが存在しているのかも知れない。

そのような歪な印象は、朝鮮民族の自己主張のあり方にも共通している。ある意味それらは素直な国威発揚の姿に上手に重なるようである。そのような精神が必ずしも肯定的に受け止められずに、否定的に映るのは民族のコンプレックスが底辺に泥の川のように淀んでいるからであろう。

何れにせよ今回のワールドカップの重要なスポンサーである自動車会社の母国が姿を消すのは痛々しく、アジア・オアセニアではオーストラリアや何れは中国が中心となってフットボールは継承されるのだろうか。



参照:蹴球愛国主義と文化水準 [ 雑感 ] / 2006-06-12
コメント (6)
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