Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

かくあるべきショッペン

2006-06-29 | ワイン
ショッペングラスを改めて撮影する。WIKIのサイトの写真は、それほど数が多くなかったので負けじと棚からグラスを出して並べた。嘗てワインフェスト巡りをした時の戦利品である。と言っても決してくすめて来たのではない。支払いにグラス分の預かり料が含めれているからである。以前は3マルク程であったが、最近は2ユーロぐらいだろうか。つまり、店じまいの時に正規に別けてもらう何倍もの投資をしている。

ショッペンの計量の基準はマスになっているようだが、フランスの単位とも関連しているようである。プファルツのショッペングラスは、メートル法で半リッターになっているので、英国のパイントの約568mlにも近い。

歴史的にみると、ドイツビール作りの樽の大きさなどから定められたとある。しかし、その語源であるショッパンは、フランスのルイ王朝では半パントと定められていて、王の足長立方34,277L(34,484cmの立方乗)の三十六分の一であるパントは約952mlである。この半分つまり六十二分の一の約476mlを指す。これは現行の半リッターに近い。

現在でもドイツのショッペンを四分の一リッターとする地域もある反面、プファルツがフランスのそれに近い半リッターを言う。こうした歴史的背景は無視出来ない。

そのグラスの大きさからすると、再び英国のパイントを思い起こす。つまりショッペンなるものは、十分な量が注がれるのが先決であって、それほど必要なければハーフにすれば良い量であるべきだ。

またフリューショッペンと言うのが、お昼から飲むこれを言うので、英国の昼のパブの営業にも似ている。もちろん、そこでは一時アルコール販売の時間規制が行われていたが、こちらではあり得ない。アルコール販売の時間規制は、アウトバーンのサーヴィスでの夜間の販売ぐらいしか聞かない。
コメント (2)
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